2014年09月07日

日録1ー2



私事片々
2014/09/07〜

駅前の花.JPG

・エベレストにのぼった。犬のクッションを買った。イチジクを食った。JST朝、リベリアのながの君からメールがきた。写真2枚。疲れぬけない。きのう、はじめてゴキブリがでた。犬、雷におびえてゴキブリに反応せず。6割弱。(2014/09/07)

黄色い花.JPG

・逃れられないのである。正直、気が滅入る。憂うつである。どうしたらよいか、はっきりとはわからない。だが、このことにはとうてい無感覚ではいられない。逃れることはできない。このことを受けいれる、真に納得できる思想がもしあるのなら、触れてもみたい。できれば折り合ってもみたい。だが、ない。さがしてもない。これに関し納得できる思想はまったくないのだ。したがって、どうあっても折り合うことはできない。どうにかしなければならない。書かなければならない原稿がある。だが、ひとたびこの予感にとらわれると思考は停止する。思念のカタストロフィに全身が凍りつく。予感?それどころではない。ほんとうは確信である。これをくつがえすことのできる材料はいま、ひとつとしてない。あれば奇蹟である。新法相は死刑執行命令書に、いつでも勢いよくハンコを押すであろう。バン!死刑執行命令書の文面はつぎのとおり。「東京高等検察庁検事長 ××× 平成××年×月×日上申に係る×××に対する死刑執行の件は、裁判言渡しのとおり執行せよ。平成26年×月×日 法務大臣 松島みどり」。なんというひどい文章だろう。これ一枚でひとが縊り殺される。宇宙がひとつ消される。新法相はかつて「人権は被害者にあって、加害者にはない」「法務省は法で6ヶ月以内に(死刑を)執行すると明記してあるのに、なぜそれ通りに執行しないのか。法務省が法律違反をするなど、あってはならない」などと言いきっている。再審請求中の死刑囚にたいする死刑執行もやりかねない。命を処理したいのだ。抹消したいのだ。殺したいのだ。なんとかして生かしたいのではない。この女性は絞首刑執行命令をためらわないだろう。新法相は国家の名による殺人を少しも躊躇せずに貫徹するだろう。このクニの世論は、あろうことか、死刑執行をよろこぶ。バカげたことに、内閣支持率があがる。新法相はこれまで踏みこまなかった「領域」に足を踏み入れるといわれる。領域とは死の領域だ。それは年内にもあるだろう。どうすればよいのか。どうにかできないのか。どうもしなくてよいのか。どうもしなくてよいとおもわない。まったくおもえない。エベレストにのぼった。(2014/09/08)

9月9日の花.JPG

・……夫レ家ヲ愛スル心ト國ヲ愛スル心トハ我國ニ於テ特ニ熱烈ナルヲ見ル。今ヤ實ニ此ノ心ヲ擴充シ、人類愛ノ完成ニ向ヒ、獻身的努カヲ效スベキノ秋ナリ。惟フニ長キニ亘レル戰爭ノ敗北ニ終リタル結果、我國民ハ動モスレバ焦躁ニ流レ、失意ノ淵ニ沈淪セントスルノ傾キアリ。詭激ノ風漸ク長ジテ道義ノ念頗ル衰へ、爲ニ思想混亂ノ兆アルハ洵ニ深憂ニ堪ヘズ。然レドモ朕ハ爾等國民ト共ニ在リ、常ニ利害ヲ同ジウシ休戚ヲ分タント欲ス。朕ト爾等國民トノ間ノ紐帶ハ、終始相互ノ信ョト敬愛トニ依リテ結バレ、單ナル~話ト傳說トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現アキツ御ミ~カミトシ、且日本國民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル觀念ニ基クモノニモ非ズ。 朕ノ政府ハ國民ノ試煉ト苦難トヲ緩和センガ爲、アラユル施策ト經營トニ萬全ノ方途ヲ講ズベシ。同時ニ朕ハ我國民ガ時艱ニ蹶起シ、當面ノ困苦克服ノ爲ニ、又產業及文運振興ノ爲ニ勇往センコトヲ希念ス。我國民ガ其ノ公民生活ニ於テ團結シ、相倚リ相扶ケ、ェ容相許スノ氣風ヲ作興スルニ於テハ、能ク我至高ノ傳統ニ恥ヂザル眞價ヲ發揮スルニ至ラン。斯ノ如キハ實ニ我國民ガ人類ノ祉ト向上トノ爲、絕大ナル貢獻ヲ爲ス所以ナルヲ疑ハザルナリ。……御名御璽 昭和二十一年一月一日 1946年元旦、戦犯朕ニ、イケシャーシャート上記ノ事ドモヲ宣ワレ、嗚呼アリガタヤ、嗚呼アリガタヤ、ト感涙ニムセンダ我國バカマスコミ並ビニ爾等アホ國民ノ成レノ果テガ現在ノ爲體ナリ。今朝ハ沖縄弐紙ヺ除く日本國全紙ガ無批判提灯記事滿載、且戦犯朕々ヲ称揚、報道報國ノ實ヲアゲ、無恥卑劣厚顔ニシテ權力ノ走狗ノ傳統ニ恥ヂザルノ眞價ヲ發揮スルニ至レリ。馬鹿者ドモ、恥ヲ知レ。「今ヤ實ニ此ノ心ヲ擴充シ、人類愛ノ完成ニ向ヒ、獻身的努カヲ效スベキノ秋ナリ」トハ、朕サン、自他國民二千数百萬人ヲ殺シテオヒテ、能ク言ヘタモンダヨ。何ガ「人類愛ノ完成」ダ。廣島、長崎ピカドンカラ半年モ閲セズニ能クモマア言ッタモンダヨ。朕、恥ズカシクハナイヒノカ。イヤハヤ呆レタヨ。「詭激ノ風漸ク長ジテ道義ノ念頗ル衰へ、爲ニ思想混亂ノ兆アルハ洵ニ深憂ニ堪ヘズ」等ト、朕々、アンタニャ言ハレトウナヒ。吾、寧ロ、詭激ノ風遂ニ長ズルコトヲ待望スルナリ。今ヤ安倍戰爭政權ヲ倒スベキノ秋ナリ。爾等國民ニ告グ。起テ、起テ、安倍戰爭政權打倒ニ起テ。朕ハ起ツナ。天皇ヘーカ萬歳、萬萬歳。ケフ、エベレストニノボッタヨ。ナガノ君タチ、リベリア脱出、バルセロナ着。(2014/09/09)

キキョウ.JPG

・昨日悲しいことがあった。(2014/09/10)

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2014年08月30日

年内の出版予定



◎年内の刊行予定


エッセイ集『反逆する風景』鉄筆文庫

著者:辺見庸
解説:藤島大
装丁:トサカデザイン(戸倉巌、小酒保子)
ISBN:978-4-907580-01-8
定価:本体700円+税(予価)
発売日:2014年10月27日(予定)


最新小説集『カラスアゲハ』(鉄筆社刊

カラスアゲハ.JPG

著者:辺見庸
収録作品:「カラスアゲハ」「アプザイレン」「まんげつ」(書き下ろし)「霧の犬」(書き下ろし)
装丁:名久井直子(予定)
ISBN:978-4-907580-02-5
定価:本体1,600円+税(予価)
発売日:2014年11月11日(予定)
鉄筆社…teppitsu@ybb.ne.jp


対談『絶望という抵抗――辺見庸✕佐高信』(週刊金曜日刊

発売日:2014年11月中旬(予定)
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日録1―1



私事片々
2014/08/30〜

空に咲く花 8月30日.JPG

・昨日朝、大腸内視鏡検査のための大腸洗浄液を病室で飲んでいるときに、2人に死刑が執行されたことを知る。いつも不意だ。だれか顔をかくした、たぶんまだ若い役人が、いい調子で「国家」を体現している。こうやって日常の虚を衝いてくる。梅ジュース味の溶液の入った紙コップをもつ手がふるえる。怒りからか。悲しみからか。いや、たぶん屈辱からだ。どうにもならない日常にいることの辱めからだ。日常はじつにうまくしくまれている。死刑の執行を知ったからといって、わたしは腸内洗浄をやめない。なんどもなんどもトイレにいく。じぶんをからっぽにする。だれも日常の手をやすめはしない。なんとなく死刑の共犯にされていく。それどころか、共犯とさえおもわない。死刑を生ゴミ処理ほどにも感じはしない。気にしない。だれもさほどにじぶんを恥じてもいない。みな、いつものようにランチを食うだろう。コーヒーを飲むのだろう。夕刻前には死刑など忘れるだろう。夜にはテレビのニュースでもやらない。日常はすこしも壊れやしない。わたしは数時間後、車椅子で内視鏡センターに運ばれ、血圧を測られ、麻酔の点滴をされ、検査台によこたわり、肛門にゼリーを塗られ、「それでははじめます」と告げられ、尻から黒く冷たい管を突っこまれる。「痛くないですかあ……」。ひとが2人、縊り殺されたというのに。「痛くないですかあ……」。「ガスだしてくださいよお……」。わたしはなにをしているのか。なにをされているのだろう。いったい、なにをしたくてこうしているのか。意識がうすれる。絞首刑にされた男たちは、もう遺体を浄めてもらっただろうか。荼毘にふされたか。執行担当刑務官は二日酔いか。吐いたか。音もない。におわない。なにも残らない。それで、みながたすかっているのだ。けふ午後、昨日の死刑について、ある善人が遠慮がちにつぶやいた。すこぶるつきの善人が。「だれかがやらなくちゃならないんですから……」。それにたいし、がまんしてなにも言いはしなかった。ただ、顔にみるみる残忍な怒気がわいた。たとえようもなく残忍な。それがじぶんでわかった。抑えなかった。怒気がわくにまかせた。悪意がないというのは手がつけられない。エベレストにのぼった。(2014/08/30)

死刑執行日のガード下.JPG

・せめて死者たちに聴かせてやれよ。だめだ?あの歌のなにがよくないというのだ。あのだみ声がわるいか。タバコくさいか。酒くさいか。シャブくさいか。なら、おまえは聴くな。とっとと帰れ。金勘定でもしとれ。A SONG FOR YOU . レオン・ラッセル。なにが悪い。みかが今朝、リベリアに発った。正解。おれも行きたかったな。誘ってくれてありがとう。中野君、会えなくてごめんね。ほんとうは会えたんだけど、気持がずいぶんたてこんでました。ハルさんは昨日、光化門広場に行った。ドットウの絵の話、よかった。新聞なんかじゃわからない。危機がほんとうに危機であるとき、それは危機を感じられなくなったとき。エベレストにのぼった。尾根で1970年のA SONG FOR YOUが聞こえてきただけのことだ。1970年の、だ。タバコをのんだ。深々と吸った。うまかった。しびれた。(2014/08/31)

今年最後のセミ.JPG

・鉄筆文庫版『反逆する風景』のまえがきを書く。送稿した。締め切りは3日。a song for youがまだ耳についている。なぜだ。声だ。いまはジジイのレオン・ラッセルが若かったころのあの声。憂うつな喇叭。なにが悪い?江ノ島のきったない岩にへばりついたフジツボのような、ダメな肛門にみまがう、おちょぼ口をした男Aに、つきしたがう者どもはどうぞつきしたがえばよい。フジツボ口とそれによってなされたかもしれない美しい国のクンニ(訓尼)についての連想を、詩なり俳句にする者はそうしろよ。ああ気色わるい。Aよ、おれは早く、いや即刻だ、おまえに消えてもらいたい。民主主義とかなんとか以前の、これは人間生理の問題だ。おれはおまへとおまへの仲間をどこまでも差別する。である以上、おまえたちもおれを徹底的に差別するだろう。結構。OK牧場。どちらかがぶっ倒れるまでやりませう。けふはレオン・ラッセルの声を耳から消去するべく四苦八苦。気がついたら、カート・コバーンのCome as You Areが耳にびったしはりついていた。そこで一句。訓尼するアホがあたまに屁をひられ。臭桜子。エベレストにのぼった。寝る前、キャメル3本喫った。うまひ。Take a rest, /as a friend, /as an old memoria,/memoria, memoria,memoria…(2014/09/01)

ムラサキシキブ9月1日.JPG

・黄色い柚子を1個、上着のポケットに入れて、イカを釣りにゆくのだ。真面目で冗談のない透明なマイカを。エンペラがうねうねし、ぴらぴら光る。わたしゃスルメイカを釣りにいきまする。イイダコの形の、赤い疑似餌は、むこうに用意してある。おれはまっ黄色の柚子を1個もっていけばいい。あとはぜんぶほっぽって(ここが肝心)、犬連れでイカを釣りにゆくのだ。ぜんぶほっぽって、ね。融通のきかないマイカちゃん。さっぱりもりあがらないマイカちゃん。サングラスかけ、くわえタバコでイカを釣る。ラークだ。海を見ながらラークを喫う。イカ釣りにはラーク。釣ったらすぐにさばいて塩辛。指にイカ墨。黄土色の肝。ペロペロ舐めます。うまひ!柚子かける。柚子入れる。ぽっぽ焼き用の七輪も醤油も日本酒もむこうにある。犬にはイカを食わせない。腰抜ける。もりあがらない話をぶつぶつ話す。けふ、エベレストの近くまで行ったが、清掃中だったため、のぼらなかった。清掃?だからどうしたというのだ。歯医者に行った。オタバコハオヤメニナッタホウガ……。やかましい。郵便局の青年が本を1冊届けてくれた。とびきりの笑顔で。白水社の新刊、マリオ・ジャコメッリ『わが生涯のすべて』。郵便局の青年、昨日の拙句をよっぽど気に入ってくれたか(なら、よい趣味だ)、満開のダリアのようにうれしそうだった。こんどダフネ1号店に誘おうかな。JSFに。午後、南口に爆撃があった。(2014/09/02)

疾走.JPG

・死者なお死す。ひとしきり窩主(けいず)買いの「窩」についてかんがえる。また、ローマ数字についておもふ。ex. XVIII。朝っぱらから電話。鶯谷でラブホテルをやってるW(67)から。地獄におちた夢を見たという。やっぱりな、とおれ。気がついたら、ゴールデンハムスターになって、閻魔様が裁判長の地獄法廷にいた。他にも被告ハムスターが2匹いた。閻魔様から3つのうち1つをえらべと厳かに命ぜられる。@おぼちゃんの「窩」Aタカエチサナヘの「窩」Bフジツボ男Aの「窩」ーーの3つの「窩」のうち1つを選択し、そこに頭から入れ。てな命令。そりゃふつう迷わず@をえらびますよね。うん、そうだな、そりゃ人情だな。Wおよび他の2匹、即@選択。したらば、これがひっかけつうか罠で、そういうスケベ根性だから地獄にくるんだ、アホども!とか言われて、A、すなわちタカエチの「窩」行き決定。Wをふくむハムスター3匹が順番にタカエチの穴に入ることになった。ひどい話だ。ずっとそこで暮らさなければならない。少なくとも、次の大ガス噴射ないし大排泄がなされるまでは。Bのケツは多忙のよしでアヴェイラブルではなかった。それは、ま、よかった。「窩」は音読みで「ka」。慣用で「wa」だが、閻魔様は「wa」と発音なされ、尻の窪みから肛門、直腸へとつづく暗く生温かい洞窟をいっかつして「窩」一字で表現されていたらしいが、おぼちゃんゆきを失敗したWは、もうただただ落胆するばかりだった。で、閻魔様に「おそれながら……」と泣き泣き願いでた。せ、せめて、わたくすぃめをタカエチさんのケツメドのいちばん外側にいさせてくださいませ。どうか、内側はご勘弁ねがひますっ!泣訴。ところが閻魔様、ひどいへそ曲がりだから、わざとWをサナヘさんのケツの闇の内側つうか一番奥に配置。死ぬほど臭いし熱いし、しかしながら、ここは地獄、勝手に死ぬこともゆるされない。Wクソまみれとあいなり、息もたえだえになって、ひょいと前の(つまり3匹のうち真ん中の)ハムスターの顔をみやれば、な、な、なんとそれはやはりクソまみれのわたしだった。だから、すぐにお報らせしなければ、と早朝の緊急電話となったんだと。そんなこと言われたって、どうすりゃいいんだ。Wしみじみいわく。「善行」をつむしかなひですねぇ。いやだ、まっぴらだ、とわたし。こうなったら、徹底抗戦だ、と啖呵を切る。電話を切る。だが、不吉な話が尾をひく。この破砕された「世界内」の位置とは、だれがどんなえらそうなことを言ったって、やつらのケツメドのなかということなのだ。どうあっても屈辱はまぬかれない。おぼちゃんの「窩」はもはや望むべくもない。タカエチかフジツボ男Aか、下手したら、次なるシニガミ・マツスマミドリのケツメドのなかといふ完全絶望的世界内で、ウンコにまみれてもがくしかないなんて!だが、これがコクミンの冷厳な現実だ。そうした世界内にあって、いったい、だれが、どんな根拠で、自由たりうるといふのだ。今朝ハルさんたちはチョンジュに発った。チョンジュには行ったことがない。もうイカ釣りにしか望みはない。柚子だ。それだけだ。左手でイカ釣り。すべて、すべて、ほっぽる。ほっぽります。死者なお死す。なんどでも死ぬ。「霧の犬」を書き上げて、ここから引っ越そう。なんとかして。「霧の犬」はいらだたせない。もういい。たくさんだ。こりごりだ。しおどきだ。おれは犬をつれてイカ釣りにゆく。金色に光る柚子を1個、買う。透明なイカよ。正直なマイカよ。キラキラ水の跳ねるのをまなうらにえがく。おれは静かにイカを釣る。それだけだ。もういい。エベレストにのぼった。へんにぬくい。おかしい。空気がただならない。あっ、ここも世界内=肛門なのだ。(2014/09/03)

花壇の蝶.JPG

・ぞっとした。松島みどり法相(元朝日新聞記者)が初閣議後の記者会見で「死刑執行に署名することも覚悟して、この職を引きうけました。議論は必要かもしれないが、国民の考えにもとづいた制度として必要だと考えています」と語り、死刑制度に肯定的な意見をしめした、というよりも、テレビで見ると、死刑執行をこれからもバシバシやります、といふ口ぶり。谷垣前法相は計11人の絞首刑執行を命じ、つまり、11人を国家の名において次から次へと縊り殺し、「死に神」として自民党幹事長に。松島は特定秘密保護法(実質上の治安維持法)の具体的運用にものりだす。およそファシスト政権で死刑と思想・言論統制に不熱心だった党などなかった。イカ釣りなんかしてる場合だろうか。コビトがきて、犬とともに中央口ミスドに。新商品麻婆麺たのむ。からひ。コビト、唖者なので念波で問うてくる。「あの女って、吸血鬼に、バンパイアに似てません?」。真っ赤な新法相マズシマのことだ。そう、似てる。いやな顔だ。が、ここは諭す。「これこれ、そんなことを言うものではないよ。マズシマさんもひとりのヌングェンなのだよ……」。コビト「あいつ、きっと来月までに死刑執行やりそう……。殺す気マンマンだよ。カクリョーたって、みんなチンカスか腐れマン✕ばっかしじゃん」。わたし「えっ?」。コビト「クサマンばっかりよ。あほくさっ!」。肉まんを1個追加オーダーした。わたしたちはみな、あいつらのケツメドで死ぬのだ。あいつらのケツメドのなかでクソまみれになり、税金をはらわされ、血を吸われ、さんざバカにされて死ぬのだ。それでいいのかどうか。それでいいというかんがえかたもありうる。いはゆる達観といふやつだ。ここをケツメドとおもわない思想をはぐくむ。ここはアベのケツメドなんかじゃなく、ほんとうは天国なのだ。ほら、うつくしい海があるよ。イカを釣ろう。柚子があるよ。すなおになろう。やさしいきもちになろう。冗談ではない。ここはケツメド以外のなにものでもなひ。エベレストにのぼらなかった。(2014/09/04)

白い花9月初旬.JPG

・ルドナヤプリスタニのことを少し書いた。声のこと。チョンジュからメールがあった。あれはたぶんチョンジュからだ。モンロビアからも短いメールがあった。エベレストにのぼった。草が刈られていた。夕刻までにからだが疲れきった。(2014/09/05)

タマムシ9月5日.JPG

・1匹の生きたタマムシがきのう午前コビトにひろわれた。水を飲まされた。タマムシは薄緑の液をひとつぶ吐いた。夕刻までは生きていた。けふ、昆虫ではなくひとの顔をした医者の病院にいく。エベレストにのぼらなかった。着替える。手紙なし。ソウルからメールがあった。2シーン以上書く。ヤマパンのエクレア食った。わちきにもくんなまし、といふので犬にひとかけらあげた。(2014/09/06)









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