発売中辺見庸コレクション3『美と破局』
毎日新聞刊
2009年6月末全国書店にて発売傷ついたもの、破壊されたものに宿る美とは何か? 破局の迫るいま、本当に輝く哲学とは?
ジャズ・トランペッターのチェット・ベイカーを語りながら現代の悪と美の極限に迫る「甘美な極悪、愛なき神性」、新しい言葉の誕生を予感させる瞠目の書き下ろし詩篇、2年にわたって『月刊現代』巻頭に連載され大反響を呼んだ「潜思録」全文……など最重要作品多数を収録するコレクション第3巻。
・付録の折り込みしおりでは、田中優子(国文学者)、趙博(シンガーソングライター)、細見和之(ドイツ思想研究者)、五所純子(ライター)が書き下ろしの辺見庸論を執筆!【目次より】
T 美と破局甘美な極悪、愛なき神性――新たなるチェット・ベイカー
幻夢は明るみにひきだされるべきか――ジャコメッリ映像の豊穣な謎
めぐる〈生の時〉と〈死の時〉――蠱惑する”閾”の風景
U 詩篇酸漿
箱
葬列
幟
破瓜
黄身
ドーム
ズボズボ
緑青
風
残照
花序
ファザーの居間
星座
眠り
死相
夜戦
V 潜思録朝の心象
無為にして化す
死は巧まれて
日本礼賛
歌の記憶
五月闇
残忍な女神
沈黙の螺旋
参院選とBF症候群について――危機が日々増大している
言霊の行方
メルトダウン
ゴルビーとバッグ
雲泥千里
年年歳歳相似たり
和の終焉
愚昧の浸透圧
底光り
存在の剽窃
恐慌の足音
不可視の内戦
”ごかし"社会
五輪後の中国
洛陽の紙価
新たなる終末
なんのかんばせあって……
W 痛みについてミルバーグ公園の赤いベンチで
邂逅――紅紫色の木槿のかげ
名残の桜、流れる花
痛みについて
X 音なく兆すもの絵入り洋燈と観覧車――音なく兆すものたち
二つの日常――死生観の揺れと永遠のいま
シオランさん
洞爺湖サミットへの熱いメッセージ――「幻想の絶頂」をことほぐのか
お別れのことば
Y 宵の散策Kよ
幻像
センシティブ・プラント
仏桑華
風景連鎖
宵の散策
花食む男
Z 闇に学ぶ
銀糸の記憶
闇の内省と水中花
輝ける陽根
するめ
南天夜間飛行
蝶
4・6判上製240頁
定価1700円(税別)
連絡先:毎日新聞社
http://books.mainichi.co.jp/電話03-3212-3239
FAX 03-3212-0095
担当 向井徹