2017年12月12日

トマス・ネーゲル


◎そして、いかなる・・・

そして、いかなる国家も、警察国家でない国家はない。
では、さとくんは先の総選挙でどうしたか。かれは「期日前
投票」をしていたという。それをもってして民主主義が機能し
ているといえるかどうかべつにして、かれは「期日前投票」を
していた。

「現代の最大の犯罪は、公的犯罪である」というトマス・ネーゲル
のかんがえに共感する。マスメディアはほとんどのばあい、公的犯罪
の共犯者である。この共犯者集団は責任を問われないことを知悉して
いる点で、無自覚的にもっとも卑劣であり、手がつけられない。

委細かまわず『月』の第4回に着手。が、ちかく死刑執行の予感
つづく。「公的行為における無慈悲」。個人倫理と公的倫理の
不連続性の本質は、死刑と天皇制にもっともよくあらわれる。
posted by Yo Hemmi at 14:22| メモ | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

クモ・警察国家


◎イエユウレイグモの件――警察国家の観点から

けふ、『月』第3回の著者校で「アシダカグモ」をすべて
「イエユウレイグモ」にさしかえた。すでに警察国家ではある
のだが、そのくらいのジユウはまだある。とおもふ。が、楽観
はできない。

公安当局が文中のなにを咎めてくるか、わかったものではない。
アシダカグモを、まぎわになってイエユウレイグモになおした
底意――これはかれらの関心をそそる。テロかんけい暗号名とし
ての「アシダカグモ」と「イエユウレイグモ」かいなか・・・が
チェックされる。うざい。

ついで、語感が吟味される。故意に御國をおとしめてはいないか。
クモにひっかけて、じつは不敬をはたらいていやしないか。
公序良俗紊乱の意図はないか。イエユウレイグモは不法ドラッグ
または爆発物の隠語ではないか・・・。

ムフフ・・・。困った。わたしは自首すべきだろうか。

あるひとから内々に提案されている。〈逃げよう〉と。どこに?
北欧に。しかしながら、提案者はわたしのつれあいについて言及
していない。故意にか? 脱出提案がジャスト・ジョークであるこ
とをさとらせるために、わざとつれあいに触れぬのか。

それとも、つれあいをすてて北欧に逃げようというのか。わからない。
提案者がたんに酔っぱらっていた、ということもかんがえられる。
要検討。つれあいといっしょならダツニチもありだろう。

タケシやタモリやツルベーたちが、この警察国家のまわしものとして、
どうにもならない日常の「毒抜き」にまいしんしている――。そんな
ようなことを、逃亡提案者はいう。みどもはかんしんがなひ。

わたしは、月内に死刑が執行されると予感している。
posted by Yo Hemmi at 17:27| メモ | 更新情報をチェックする

扉絵


◎『月』第3回の扉絵

(クリック)
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2017年12月10日

警察国家


◎「わたし」であるとはどのようなことか?

けっきょく、そこまでたちもどらないといけないようだ。
What is it like to be ――?を、気にする。とても気に
する。たとえば、ひとつの警察国家において、「わたし」
であるとはどのようなことか?
posted by Yo Hemmi at 18:56| メモ | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

アンコール放送


◎明日未明「こころの時代」アンコール放送


3月に放送された「こころの時代」が明日10日午前5時
から1時間再放送されます。あれから何年かたった気がする
のはなぜでしょうか。時間よりもできごとの速度がはやいから
でしょうか。

だれが寒い朝の5時からあの番組をみるのでしょうか。ほんの
数十人。眠れないひと。生きるのに疲れたひと。じぶんに愛想
をつかしたひと。幽霊・・・。ということは、じぶんとほぼおなじ
なのだから、あらためていうまでもないことですね。

首藤君、中野さん、五味さんたちのことをおもいだしています。
かれらといると、息があまりみだれずにすみます。犬も吠えない。
世の中のことなんかどうでもいい。どこまでもダメになればいい。
ただ、ほんの一瞬の、ささやかな共感があれば、それでけっこう。

あとはいらない。ほんとうは共感なんかなくていい。それより、
けふ、『月』第3回のゲラをやっていて、「アシダカグモ」をぜんぶ
「イエユウレイグモ」にさしかえました。痩せた半透明のうつく
しいイエグモです。

死ぬと、かなり多くのひとがイエユウレイグモになるそうです。
番組にでてくる父も、どこかでイエユウレイグモになって天井でも
這っているのかな。なお、番組は今月16日午後1時から、再々放送
されるそうです。

イエユウレイグモたちは、うすぐらい明日朝5時にあの番組をみる
らしいです。





posted by Yo Hemmi at 17:14| 放送 | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

アシダカグモ


◎イエユウレイグモのこと

『月』第3回で、アシダカグモについてすこし書いたけれども、
イエユウレイグモについては書こう書こうとおもっていたのに、
ついに書くのをわすれた。第4回で書くか書かないか、まだわ
からない。

そのとき、頭蓋の暗がりには小さなコウモリがいたのだった。
どのようにいたかというと、『コウモリであるとはどのような
ことか』というかっこうでいた。いきおい、『コウモリであると
はどのようなことか』の気分でアシダカグモのことを書こうと
して、途中でその気分をわすれたのだった。

月の写真を「女郎部屋からの眺め」というひとがいた。



posted by Yo Hemmi at 18:22| メモ | 更新情報をチェックする

2017年12月07日


◎『月』第3回を送稿

きのう夕、連載小説『月』の第3回(約35枚)を送稿した。
今月下旬発売の月刊「本の旅人」(角川書店)1月号に掲載
の予定。

十六夜月.jpg
(Y.Sakai)

徹底的に分断された言語閾で、孤島で、それを承知で書くし
かない。読むひとは読み、読まないひとは、ぜったいに読ま
ない。

ことしは時間の進行がおそい。目取真俊さんと会ってから何
年もたった気がする。昨夜、そのときのことをおもいだした。
会えてよかった。

大道寺将司さんが逝ってから、やはり何年もたつ気がする。
記憶が褪せているのではなく、記憶が深まるのだ。

そろそろ「乱暴なこと」がはじまるだろう。ものごとを為政者
のようにかんがえてはいけない。痩せたイエグモのように、ひ
っそりと思惟することだ。

口で反ファシズムとさけんだからといって、反ファシズムになん
かなりはしない。いくら反スターリン主義をとなえても、スター
リニストはいっこうにへらない。

とても「乱暴なこと」がはじまるだろう。ものごとを為政者のよ
うにかんがえてはならない。痩せたイエグモのように、ひっそり
と思惟することだ。もしくは、眠れ。ツチグモのように。







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2017年12月04日

推薦本


◎おもろい本10冊

をあげろというので、5分以内におもいついた10冊。
週刊現代の求め。何十年ぶりかでみた週刊誌、ヘアヌ
ードはあいかわらずで、往時との変化は嫌韓記事だけ。
いやになる。

週刊現代に『経済学・哲学草稿』のことが載ったのは
はじめてだろうな。(クリックで拡大

「わが人生最高の10冊」(1).jpg「わが人生最高の10冊」(2).jpg

posted by Yo Hemmi at 15:23| お知らせ | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

墓場


◎喉の奥に墓場はひらける

緊急不測の侵略にたいしては自衛隊だけでなく在日米軍も
現行安保条約の範囲内で活動するのはとうぜん――と某国
共産党指導部はいう。わたしはまったくそうおもわない。
思考の分水嶺。

第2インターナショナルの末路をおもう。各国の社会主義
政党が第1次大戦で自国の戦争を支持しはじめ、第2インター
は結局、崩壊したのだった。「祖国防衛」の名のもとに党は
どこまでも変質・堕落する。

中国の陳毅外相は1963年、「中国人は、たとえズボンをはかなく
ても、核兵器をつくってみせる」と、興味深い仮定法で吠えた。
翌年、初の原爆実験に成功。その後も核・弾道ミサイル実験を
くりかえし、1972年、国連安保理常任理事国入り。

喉の奥に墓場はひらける。
posted by Yo Hemmi at 15:13| メモ | 更新情報をチェックする

2017年12月02日

キ印


◎「キ印」とはなにか?

徳田球一はむろんキ印ではなく、陽性の革命家だった。だからか、
吉田茂にも好かれた。徳田は占領軍を「解放軍」(!)と呼び、
2.1ゼネスト前までGHQと昵懇であった。徳田は大ざっぱで楽天的
だった。

徳田は「戦後のすさみ」からたちあがるよう民衆によびかけた。
そのためには、天皇制を打倒し、天皇家の財産を没収し、日本に
「人民共和政府」を樹立するよう、ニコニコ笑ってうったえた。
徳田は沖縄・名護村(現名護市)の出身だった。

天皇制を打倒し、天皇家の財産を没収し、日本に「人民共和政府」
を樹立するのが可能だとまじめにおもっていたものは、昔時すく
なからずいた。昭和天皇は徳田らをおそれていた。とうぜんながら、
昭和天皇は反共主義者だった。

毛沢東も徳田には一目おいた。北京でおこなわれた徳田追悼大会
には3万人も参加している。キ印とはなにか、かんがえる。

そのころの事情とげんざいのかんけいについてかんがえる。
朝鮮戦争のことをかんがえる。日本にはなぜ大規模な朝鮮戦争反対運動
がなかったのか(いまもないのか)、かんがえる。レッドパージのこと
をかんがえる。

平成天皇退位でなぜこんなにマスコミがさわぎまくるか、かんがえる。
聖人≠ノ本気でなりきったかのような天皇夫婦のたちいふるまいを
いぶかしくおもう。なにかかんちがいしているのではないか。なにかが
かんちがいさせているのではないか。

皇室をどこまでもあがめたてまつるマスコミに吐き気をもよおす。
天皇制がないとこの社会はたちゆかないのか。一日もやっていけないと
いうのか。〈無天皇制〉をためしにいちどやってみたらどうか。
新聞はそんな企画もできないのか。キ印とはなにか。

1946年の食糧メーデーをおもう。参加者の一人が掲げたプラカード
をおもう。「ヒロヒト 詔書曰ク 国体はゴジされたぞ 朕はタラフク
食ってるぞ ナンジ人民 飢えて死ね ギョメイギョジ」「働いても 働い
ても 何故私達は飢えねばならぬか 天皇ヒロヒト答えて呉れ」―。

これらの文言を戦後社会は知的に消化できず、げんざいではきれいに
わすれさっている。プラカードを書いたひとは、まったくキ印ではな
かった。まじめな共産党員だった。

キ印とはなにか。「トクトのエビ」が宴会にでたから、なにがいけない
のか。元慰安婦が宴会に招待されてどうしていけないのか。朝鮮学校
を高校授業料無償化の対象とするのはなぜいけないのか。在日コリアンと
その子弟を迫害、敵視、差別して、少しは恥ずかしいとおもわないのか。
北朝鮮指導部と貧しい民衆をくべつしてかんがえることがなぜできないのか。

国際的制裁をうけている国では、指導部ではなく、もっぱら民衆がますます
餓え、ますます疲弊するのだ。北朝鮮の民衆に人道援助をするのがなぜいけ
ないのだ。北朝鮮を「圧力」強化でまるごと破壊し、皆殺しにしてもかまわ
ないというのか。日本の政治家は朝鮮戦争でどれだけ多数の民衆がどのよう
に無残に殺されたか知らないのか。

いま、真性の「キ印」とはなにか。真性の「キ印」とはだれか。
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posted by Yo Hemmi at 17:36| お知らせ | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

土人


◎尾籠なるひとびと

こういうのを烏滸(おこ)の沙汰というのだ。ことばの
もっともただしい意味で、尾籠(びろう)というのだ。皇室
にまつわることは、ほとんど尾籠である。くらべれば遊里は
よほど上品なほどだ。皇室にたかりつくメディアはカス中の
カスである。皇室報道をよろこぶものは土人である。よって、
このクニはドジンのクニである。


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posted by Yo Hemmi at 15:00| メモ | 更新情報をチェックする