2022年02月28日

火炎瓶と戦車


ロシアの内乱を

ロシアの内乱.jpg

たしかに『カタロニア讃歌』の時代とはちがう。しかし、
この事態と自己の位置を1人称で語ることはよいことだ。
苦悶しながら。

「踏みにじりようのない弱さの光」( Lévinas)
「この弱さこそが抗えない強さとなる」。
それでも9条か?ーーーーーーーーーーーーーーーyes!

状況が流動しており、締め切りを延ばしてもらった。
「影のなかの影はその行為をしか見ない」





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2022年02月27日

核戦争


「まさか」の歴史

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「ぼくの恐れるのは、部族感情のよみがえりが核兵器
(の使用)にむすびつくことだ。累積してゆく不可逆
的な技術的進歩が、政治における古く変わることのな
いものと結びつくと、そこにはとんでもない暴発の危
険性が生じる」(Régis Debray 1994)

核戦争はありえると思う。歴史は「まさか」である。
歴史の必然とはじつは「まさか」なのだ。

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絶望のロシア


「革命」の経験

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「ひとたび革命を経験した社会の住人は他の地域の者が
憧れておとずれても、意外な違和感を覚えずにはすまさ
れない、ある暗さをもっているものである」(高橋和巳)。

怪しげな「ロシア専門家」たちがいいかげんなことを訳知
り顔でしゃべくっている。かれらのうちだれひとりとして
このたびの侵略を予言した者はいない。

1956年のハンガリー事件を想う。死傷者1万数千、約20万人
の亡命者。ナジ・イムレは捕えられ、58年に処刑された。

27日の読書会でもウクライナ侵攻にかんする意見がでること
だろう。https://bungakureport.wixsite.com/1937







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2022年02月25日

暗黒の21世紀


ロシアの反戦デモ

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誰が言ったのか「暗黒の21世紀」。人間にとってもっとも
理解しがたいのは、人間であり人間の精神である。テクノ
ロジーの進歩と逆行する憎哲の哲学。米国と西側が正しい
のではない。結果からものごとをみて、因果はたどれても
、なにかとてつもなく大切なことが脱落してゆく。

暗く重いモスクワの反戦デモよ。凍える息よ。これこそが
デモというものだ。すでにプーチンの死相が見える。

27日の読書会には鵜飼哲さんもリモートで参加するらしい。
朗報だ!おうかがいしたいことがやまほどある。

「 革命家のカテキジス」(『悪霊』)
『デカローグ』

https://bungakureport.wixsite.com/1937



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2022年02月24日

ウクライナ


ファシストは反転してスターリニストになりうるかあるいはその逆に?

スターリニスト.jpg

ウクライナ侵攻の因はプーチンの狂気≠ゥ。
それだけか。世界は「戦争構造」を形づくりつ
つある。歴史とは、あり得ないことがあり得る
ことになることの謂いだ。

https://bungakureport.wixsite.com/1937

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2022年02月23日

「生肉の徴発」


神島二郎『近代日本の精神構造』

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(お誕生日を祝して)

『1★9★3★7』国際研究会はよていどおりオンラインで開催
されるという。けふ、下記に視聴申し込みをした。
https://bungakureport.wixsite.com/1937

古い戦争の論理がまたぞろプーチン政権により繰り返されてい
る。このままではすむまい。『1★9★3★7』を書いていたとき
の資料をさがす。「朝鮮人〈皇軍〉兵士たちの戦争」(内海愛子)
というのもあった。10万人以上の朝鮮人を戦争に動員したのだった。

「生肉の徴発」。ニッポンの侵略戦争はかなり特異であった。
伏字復元版「生きている兵隊」(中公文庫)をわたしは反戦文学
などとは思わない。

『それは私がしたことなのか』(古田徹也=著・新曜社)

同居犬の靱帯損傷再発。スナが病院につれてゆく。日曜日のために
ヘッドホンを買う。¥2780。

「自殺者が三人、 殺害される者が六人、 病死者二人、しかし他にも、
象徴的ともいうべき死をとげる人物が二人登場する」




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2022年02月21日

タル・ベーラ


ああ、鉄槌、また鉄槌・・・!

サタンタンゴ.jpg

「悪霊どもが 豚の中に入る 許しを願う と、イエスはお許しになった。
悪霊どもはその人から 出て、豚の中に入った。すると、豚の群れ
は崖を下って湖 になだれ込み、 おぼれ死んだ」
。立花隆はひたすら
鈍重でうんざりするほどしつこい。悲しみを書けない。内面を深くえぐ
れない。それでも読んだよ。ひどい話さ。友人の名前が2人もでてきた。
「他」は「我」(あるいは「我ら」)より劣るか。「他」は殺しても
よいか。抹殺してもよいか。もう過ぎた話か。昔のできごとで、いまは
関係がないか。おのれにはなにもかかわりがないか・・・。

スナは疲れて眠っている。

posted by Yo Hemmi at 17:49| メモ | 更新情報をチェックする

2022年02月20日

限りなき消耗


読了した

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ひとつとして知のかがやきのない本をけふ読了。読んだ
わたしになにかの欠陥があるのかもしれない。つらかった。
その途方もないばかばかしさにおいて、この本は読む価値
があるのかもしれぬ。無限反復。愚昧の。


posted by Yo Hemmi at 18:45| メモ | 更新情報をチェックする

2022年02月18日

犬の目


右肩が痛くないはずなのに痛い

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工藤正廣さんより『1187年の西行ーー旅の終わりに』(未知谷)
をお送りいただく。勁い!ほんとうに。こちら、視床痛は犬だけ
がたより。犬のまなざしだけが。春陽堂書店のウェブに書いた
「肉の森」が「世界」で紹介されていると聞いたが未確認。

「抑圧的寛容」(マルクーゼ)→寛容的抑圧?吐きそうになりな
がら立花隆のある本を読む。上巻読了。立花の視線の浅さに辟易
する。なら読まなければよいのだが。


posted by Yo Hemmi at 13:46| メモ | 更新情報をチェックする

2022年02月17日

スアホ


スナちゃん、スアホ買うたぜよ

タル・ベーラ.jpg

パスワード提示を強要するやつはシカトする。パスワードを
提示できないんやったら、おまえシミンじゃない。いうん
やったら、ワシ、シミンちゃう。屍民。CMの洪水を生きる。
カラマーゾフは上品だ。スマホもCMもでてこない。
「応対品質」だとよ!非正規労働者をいじめくさって。なに
がエッセンシャルワーカー≠セ。意味を意図的に剥落した
社会がなおも存在しつづける。マック食ったらまた胸やけ。





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2022年02月16日

無限に超越的


○読まなくてよいものを読んでいやになるの巻

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立花隆のべつに読まなくてよひものを読んでですね、
予感のとおり、からだが汚れたのだよ。書名は明かす
まい。くだらぬ。ひとは選択の末こうなっているので
はなひ。無選択の流れに流されているだけ。みんなに
謝ってあるくことを、ふとおもう。ゾシマ長老もそんな
ことを言わなかったか。全民に謝罪。19世紀はいまより
知的だ。寒い。



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2022年02月14日

ノスタルジア


双子

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双子と会った。どちらが兄か弟かわからなかった。
なぜか不快であった。すこし吐き気をもよおした。
右足にソックスを履かせるのに5分もかかった。

posted by Yo Hemmi at 21:42| メモ | 更新情報をチェックする

2022年02月13日

『神・死・時間』


「生は生に反して剥がれ落ちてゆく」

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とは、熊野純彦がレヴィナスに触れて書いている。「生は
生であるとともに、生が剥がれ落ちてゆくことである」。
小さな鋏がみつからない。みつけようとすると、隠れる。

岡本かの子「混沌未分」。
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2022年02月12日

木材取締法


木の偶像

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「木の偶像が勝利をおさめ、人間はやぶれていけにえと
なるのだ!」(「第6回ライン州議会の議事」)

スナのアレンジで3回目の接種。犬とミスド。ウクライナ
ーーなにごともないということはないはずだ。世界大戦の
イメージは眼前にある。「砕かれた世界」。すでになにか
が起きている。

「たしかに、ひとつの世界のたそがれにあって、世界の終
わりという古い脅迫観念がよみがえる」。


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2022年02月11日

『1★9★3★7』


季節はずれの爆弾

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(サタンタンゴ)

明治大学国際共同研究プロジェクト 辺見庸『1★9★3★7』を
国際的に読むー世界から見た日本における加害の記憶ー
などという
企画をわたしが思いつくわけがない。根本美作子先生らが構想し、
実現しようとしている。

根本先生にお目にかかったことはない。ただパシェの『母の前で』
を何度も何度も読んだものだから、思念の深い方なのだと思っている。
あれほどの名訳をされた方である、このたびの企画にもまちがいなかろ
うと信じている。

きょうび、この種のプロジェクトは謀議≠ニされテロ予備≠ニされ
かねない。季節はずれではあるのだろうが、しかし、それも悪くない。
わたしの発議ではないけれども、わたしには『1★9★3★7』を書いた
「責任」がある。責任は負うべきである。

いまは根本美作子先生らに感謝し、季節はずれの爆弾が烈しく爆発するよ
う祈る。
https://bungakureport.wixsite.com/1937




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2022年02月09日

エーコ


『プラハの墓地』はおもしろいか?

やもちゃん.jpg

数日前ヤモリがいらっしゃった。どうやって、どこから、なにをしに
やってきたのか。大分前にもきた。それと同一のヤモリさんなのか。
『夜と女と毛沢東』(光文社文庫)をアマゾンで買う。読んでいると
顔が赤くなる。『プラハの墓地』はまだ買っていない。明日、ほんと
うに雪か。



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2022年02月07日

アリョーシャ


ゾシマ長老

ゾシマ.jpg

「ヨーロッパ では民衆がもはや 力 をもって富者に立ち向い、
民衆の指導者はいたるところで 民衆を流血 に導き、彼らの怒り
が正当であることを教えている。 だが、『 その怒り は、残酷な
るがゆえに、呪 わるべき』
ものだ。」

だろうか?

ゾシマ長老の長広舌はごく常識的でハンドウ的でもある。だが、屍体が
腐臭をはなったというのがすばらしい。

吉本隆明さんのことを書くよう依頼があった。受けた。

スナはけふも一生懸命はたらいている。








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2022年02月02日

下種


ある下種の死

石原慎太郎が死んだらしい。それがどうした? 歴史の下水道を
流れるつまらぬ汚物ではないか。
posted by Yo Hemmi at 13:30| お知らせ | 更新情報をチェックする