2022年06月27日
2022年06月23日
2022年06月20日
2022年06月16日
2022年06月12日
2022年06月08日
ネチャーエフ
○古書$ョ理
蜘蛛がカーテンをのぼっていく。刹那、殺意がはしるが
殺さない。大きくなったな、相棒。古書を整理していたら
『ネチャーエフーーニヒリズムからテロリズムへ』
がポコッとでてきたぜよ。ルネ・カナック著、佐々木孝次
=訳。どってことない。
石井恭二さんがやっていたころの現代思潮社刊。1964年初版、
73年3刷。ふっ!『ネチャーエフ』初版のころ、わたしは
現代思潮社でバイトをしていた。編集とかご立派な仕事で
はなく、返本のカバー替えとか、汚れた小口に紙やすりをか
けたりの単純労働だけれど。よく紙で手のひらを切った。
メンタム塗って、ラーメンばかり食っていた。
あのころの現代思潮社は『マルドロールの歌』やら『悪徳
の栄え』やら『コミンテルン・ドキュメント』全3巻やら
『トロツキー選集』やらをだしていて、学生らのあこがれの
まとだった。
「フランス装函入」なんてのがあって『テロリスト群像』も
そうだったな。本は売れようが売れまいが宝物だった。
「おお、ありとある治世の、ありとあらゆる国家の
殺戮者よ、そして馬鹿者よ・・・」
てなコピー(マルキ・ド・サド)もあって、パワハラセクハ
ラマタハラMETOO×××サバイバーラノベなどといふクソガ
イネンはなかった。暴力は書籍的に思考されていた。
posted by Yo Hemmi at 17:21| メモ
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2022年06月06日
2022年06月05日
「飽和攻撃」
○「狂った一頁」
頭痛は昨日おさまったが、腹痛はつづいている。からだといふのは
厄介だ。サーヤ、そうおもひませんか?同居犬が「神経性の腹痛と
ちゃいますか?」と黒い唇をパクパクしていふのである。事情を知
っているのだ。
そんなもんでなおるわけがないのだが、新ビオフェルミンSとエビオ
ス錠をアマゾンで買ふ。部屋がオシッコくさい気がする。なので青森
県産天然ひば油 中栓付き 天然製油ヒバオイルをまく。犬が口をゆが
めてわろてはる。とにもかくにも世は「戦争好きお君」たちの出番で
ある。
おれが犬とバタイユについて話すのと、「飽和攻撃(Saturation attack)」
なる軍事技術をテレビでさも得意げに語るのとで、どちらがよりガイ
キチでせうか。ああ、腹いてえ。見たくもない醜い患部がどんどん剝き
だされてゆく。
posted by Yo Hemmi at 18:26| メモ
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