2023年05月29日

眠られること

読みながら眠られること。悪夢にしても。
トロトロと眠りに落ちること。もう二度と目覚めぬ
にしても。

『入り江の幻影』若干進む。若干。
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2023年05月28日

忘れられること

「彼らの叡智が勧めるのは、 できるだけひっそりと、
できるだけ遠慮しながら生きること、 忘れられること
だ。彼らの好む最高の物語は、無鉄砲 な者や変わり種
が懲らしめられた話である。」

ほとんどすべては下等である。
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2023年05月27日

眠い

ただただ眠い。犬が二度吐き、いま寝ている。
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2023年05月25日

ネポティズム

ヌッポンの政治原理はネポティズムである。即ちヤクザと
同じだ。政治家はヤー公也。いや昔の極道のほうがまだマ
シだった。きょうびは政治屋こそが狡猾な犯罪者集団だ。
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時計

壁時計.jpg

午前、犬抜き、皮膚科&耳鼻科。点鼻薬処方。昼、院内食堂
にて天ぷら定食。ティエンプーラ・ランチ。午後、犬つき、
マック、カフェラテ&一番安く小さなハンバーガー。

果たして、テロリストに「名前」を与えてはいけないのだろう
か。与えても与えなくとも、テロリストは存在する。存在し続
ける。

「勿体ぶった彼らの態度の裏に、もの悲しい怠惰さが見てとれる。
彼らは次々と実体のない仮象が過ぎていくのを見ている。」

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2023年05月24日

月のもの

「ボルネオでは娘が月のものを見ると、三日三晩を屋根の上で過ごす。」

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気がふれた爺さん

「彼は知っているのだ、気がふれた爺さんは腹を立てるどころか、
にやにやするだろうということ を。その通り。相手は卑屈に薄笑
いを浮かべる。気がふれた爺さん。」

こんな耄碌爺さんに仕事をオファーしてくる御仁がいるのだから
人生ってわからんちん。にしても、G7報道はひどかった。批判精神
皆無。ヒロシマは核抑止力を妄信する権力者に例によって例のごとく
利用されただけ。

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2023年05月23日

「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」の大嘘と虚妄


これは核兵器保有・開発の肯定である。以下を読め。

我々の安全保障政策は、核兵器は、それが存在する限りにおいて、
防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、並びに戦争及び威圧
を防止すべきとの理解に基づいている。


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2023年05月21日

坪庭の小窓

「またしても、彼は私を見つめている。
今度は話しかけてくるだろう。私は自分
の身体がすっかりこわばるのを感じる。
私たちのあいだにあるのは共感ではない。
私たちは似た者同士である、というだけ
の話である。」

小窓を開ける。汗ばんだ額を冷風がかす
めた。犬の白内障が進んだ気がする。バフ
ムトは地獄だ。

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仔猫

仔猫.jpg

ロイター通信の映像はすばらしい。仔猫の後ろにもう一匹猫がいる。
母猫か。
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バフムトの地獄

バフムトの地獄.jpg

『入り江の幻影』巻頭稿。塹壕の仔猫。
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『入り江の幻影』

新刊『入り江の幻影』(毎日新聞出版)巻頭稿締め切り月末まで。
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過去

「私が所有しているのは自分の肉体だけだ。まったく独りぼっちの男、
ただその肉体しか持っていない男は、思い出を固定することができない。
思い出は彼を通り過ぎてしまう。」

100回生まれ変わっても登山に興味をもつことはあるまい。割れた海胆
のように脳漿にまみれた頭たち。潰された眼。そのようなデフォルメが
なぜ可能なのか。なぜ可能だったのか。それには若干の関心がないでない。
耄碌というなら、あなたは半世紀前からすっかり耄碌していた。杖ついて
出版記念会とやらに行こうか。杖を振り回して会をぶち壊しにしてもいい
なら。せめて、せめてだね、歌はやめてくれ。




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2023年05月19日

脇腹

「私はマダムの脇腹に沿って腕を滑らせた。すると不意に
小さな小さな庭が見えた。背の低い、枝を横に広げた木々
が生えていて、そこから毛に覆われた巨大な葉が垂れ下が
っている。至るところに蟻や百足や蛾が這い回っている。
もっと恐ろしい 獣もいる。」

出版記念会の案内状届く。登山の本。自己か人災か。そんな
ことはどうでもよい。それより、頭蓋骨を割られ四肢を砕かれ
て殺された服部はどうすればいいのか。同じく山崎たちは?
半世紀前の殺戮は時効か。あなたは忘れたというのか。

ブント→革マル→登山→出版記念会の陽気な錯乱。あんたは変わ
ったんじゃない。変節ではない。変節ですらない。半世紀前から
一貫して誠実で勤勉で声の大きな、悪意なきコンフォーミストだ
った。魯鈍はときに耐えがたい悪だ。





posted by Yo Hemmi at 17:46| お知らせ | 更新情報をチェックする

昔の映画

『飢餓海峡』、『張り込み』をまた観る。敗戦後の質感。
左幸子、高峯秀子がとびぬけてよい。無論、三國連太郎も。
マチエール。
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2023年05月18日

発条仕掛

「逆にロシア的専制政治の発条仕掛を分解しながら、
私は実にくつろいだ気分だった。」

2004年4月から性交をしていない。記憶はある。なにか
悪擦れした回想。

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ビタミンC

16:13である。アクティブエナジー60㎉。歩行距離1.4q。
どうでもよい。犬が吐いた。歩行安定性、低。鼻炎。扇
風機つける。微風。テーマは、ない。no agenda。16:29。
犬を入れるバッグを洗ってもらう。ブラッシング。昨夜
久しぶりに蜘蛛を見た。〈やあ!〉と声をかけると、喜ん
でピョンと跳んだ。

トリミング中に犬が吐いたらしい。

今でも〈反動〉とかbacklashとか言うのだろうか?自覚は
あるのか。今は危険な反動期である。恐らく、もっと危うい
反動がくる。しかし、反動を反動とも思わない人びとが大半
だろう。危機意識はあきれるほど薄い。そんなものだ。NHK
の世論調査だと、支持政党では「維新」とかいう極右政党
が立民を圧倒している。この流れは変わるまい。もっと加速
するだろう。backlashが主流になる。さらなる反動とはなにか。
北朝鮮への先制攻撃論。憲法改悪。核シェア。核武装。

マスメディアはいつもながら死ぬほど無思考だ。そこにはバカ
げた無限ルーティンがあるのみ。

カフェ。柳亭痴楽にそっくりのおばさんが血糖値について話し
ている。バッグのなかで犬が咳をしていた。帰宅後ビタミンC
を飲む。

「もし私の記憶違いでなければ、これは時間の不可逆性と呼ば
れているものだ。冒険の感情とは、何のことはない、時間の不
可逆性の感情なのだろう。」

犬が足下にいる。18:32トイレ、犬にご飯。


のんち5月18日.jpg


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2023年05月17日

煙の反映

煙の反映.jpg
posted by Yo Hemmi at 19:00| お知らせ | 更新情報をチェックする

池の反映

テラスから.jpg
posted by Yo Hemmi at 14:45| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年05月15日

連鎖

 わたしはロビーから自室へと移動する。管理人が意識から消える。い
とも簡単に。

「つまり人は不意に感じるのだ、時が流れており、一つひとつの瞬間は
別の瞬間へと導き、 別な瞬間はさらに違う瞬間へと導き、こんなふうに
どこまでも続いていくということを。また各瞬間は消滅するし、それを
引き留めようとつとめる必要もない、といったことを感じるのだ。」

ヘルパーさんがニンジンを煮て刻んでくれた。犬のために。わたしは彼女
のためにまたカステラを注文した。ヘルパーさんはカステラ以外のものを
リクエストしない。わたしはいつ死に、彼女はいつ死ぬのだろうか?





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『飢餓海峡』

昨夜観た『飢餓海峡』のことを思い出していた。三國連太郎と
左幸子。内田吐夢監督。鉛の海のような記憶。三國連太郎には
インタビューを断られた。それでいいと思った。左さんにはイン
タビュー後、自宅に招かれた。未明まで飲んだ。富山から届いた
ばかりだというホタルイカがだされた。左さんは飲まなかった。
胃がん。全摘手術の前だったか。

立派な部屋に分厚い孤独が張り付いている。ああ、なんて不幸
な人なのだろうと思った。目の前にいる人は、わたしにとって
紛れもない〈杉戸八重〉だった。

管理人がエレベーターの方向に歩いて行く。携帯電話を耳に当て
ながら。また汗をかいているのだろう。あの男、わざと大声で話す
癖がある。

左さんにお目にかかったとき、『飢餓海峡』の話はしたか?しな
かったろう。お宅にはカラオケセットがあって、わたしは酔って
演歌を歌った。「旅笠道中」とか。左さんは歌わず微笑んで聴いて
いた。歌いながら、どうにもならない〈絶対的孤独〉を見た。

暗い海の底の眺め。
管理人が咳払いしている。
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2023年05月14日

2点

2点だけ明らかだ。一つ、わたしはいま何をなすべきか、わかって
いない。二つ、わたしは何かを待っている。じりじりとではなく、
漫然と待っている。待っていること自体をおっつけ忘れてしまうよ
うな、そんな待ち方で。つまり、何も待ってなどいないような風情
で何かを待つともなく待っている。
 青灰色の制服を着た大男が出てきた。たがいに目礼らしきかすかな
動作をする。あの男が嫌いだ。向こうもわたしを嫌いだろう。それで
よい。「文学を警戒すること」と誰かが言った。誰でもよい。冷たい
刷毛で裸の胸を一撫でされる程度の警告。とにかくわたしはあの汗か
きの太った管理人が嫌いなのだ。


 

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2023年05月13日

バッタ

アパート1階ロビーの赤いテーブルで、中年女のような
顔をした幼女が独りで勉強をしている。やがて幼女がい
なくなる。幼女のいた椅子にわたしが座る。雨だ。窓越し
に池を見る。金魚が一匹もいなくなっている。もう死んだ
のか。濡れた窓にバッタが張り付いてわたしを見ている。
目が合う。
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ベルリンーパリ

「ベルリンの街中では共産党員とナチとが発砲しあい、
ニューヨークでは失業者たちがほっつき歩き、女たちは
暖かい部屋で鏡台に向かって睫毛にマスカラをつけてい
る。そして私はここに、この無人の通りにいる。」

肩痛続く。
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2023年05月12日

『いくつもの砂漠、いくつもの夜』

鵜飼哲さんから昨日、最新刊『いくつもの砂漠、いくつもの夜
ーー災厄の時代と喪と批評』(みすず書房)をお贈りいただい
た。
いくつもの砂漠.jpg
表題作を一読、呻った。すばらしい!この空洞の時代に、独り
これほどの深度の思弁をしている人のいることに驚き、悦ぶ。
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ラース・フォン・トリアー

ラース・フォン・トリアーの映画を嫌いではない。
ある映画のエンドロールの終いに「この映画で狩られたり
傷つけられたりした動物はいません」というメッセージが
出たので爆笑した。フォン・トリアーも笑っていただろう。
posted by Yo Hemmi at 17:26| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年05月11日

カモメ

「『 声が聞こえたのよ。ほら、カモメが啼いてるわ』
彼は答えた。
『何かがきしんだんだよ』  
ガス灯が一つ、きらりと光った。」

付け足すことが何かあるだろうか。窓に向かってクシャミをひとつ
する。
足下で腹ばいになっていた犬が起ち上がった。ゆっくりと歩き出す。
居間に行くのだろう。尻尾は垂れたままだ。
雷は遠ざかった。雨の音が際立つ。

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2023年05月10日

息も絶え絶え

「空は淡い青色だった。幾筋かの煙と軽く刷毛ではいたような雲。
ときおり、一つだけ離れて浮かぶ雲が太陽の前を過ぎて行く。遠く
に、防波堤の散歩道に沿って走っている白いセメント造りの手すり
が見える。海が手すりの隙間を通して輝いている。」

右肩が痛い。焼かれる。しかしながら、複数のことを同時に悩むこ
とができないのはよいことだ。



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墓場

「日曜日には大きな墓地に行くか、親戚を訪問するか、ないしは
まったく自由な人なら、防波堤に散歩に行くものだ。私は自由だ。」
ところでだ、夕暮れの古い墓地ほど性の匂うところはない。

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2023年05月08日

きしみ

「父親は大きな背中しか見えなかった。鍵穴の上に屈みこんで、
ドアの鍵をかけているころだ。家は彼らが帰るまで、空っぽ で
真っ暗になるだろ う。すでに錠がかけ られて人気も なくなった
近所の家々では、家具や寄せ木の床が静かにきしんでいるだろ
う。 外出に先立って、食堂の暖炉の火は消されていた。 父親は
二人の女に追いつき、一家はひと言も交わさずに歩き始めた。
どこへ 行くのだろう? 」

入り江のことを考えている。「沼」。書き出すだろう。 



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2023年05月07日

右肩痛

毎度のことさ。だが慣れない。痛いものは痛い。

「こうしていつもの日曜日と同じように、間もなく内にこもった
小さな怒りが暗い映画館のなかで膨らむだろう。」



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2023年05月05日

Outlook修復

パソコンのメール機能がけふやっと直った。そんなことで一喜一憂
する己が情けない。あと一本書けば新刊ができる。「入り江」に関
する想念。5日間くらいで仕上げよう。薄っぺらな新刊だけれど、や
りませう。にしてもPCの調子と精神の浮き沈みが連動しているなんて
最悪だ。

「・・・映画はくだらないだろうし、 隣の客はパイプを吸ったり、足の
あいだに唾を吐いたりするだろう。あるいはまた、リュシヤンの態度
が実に不愉快で、 ひと言も優しい言葉をささやかないだろう。ないし
はまた、たまたま映画を観に行くことにした今日に限って、よりによ
って肋間神経痛が再発するだろう。・・・」

明日、老健に行く。老犬は老健に行く。不機嫌な顔してnu-stepを負荷
10で20分やる。中庭を杖なしで10周する。オシッコ1回。




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2023年05月04日

満開のコンフォーミズム

「彼はいっそう自信ありげに繰り返す。
『熾のなかでやる猫』
しかし彼女はもう笑わない。」

「報道の自由度」日本は68位、G7で最下位。 中国がワースト2位。
かつてシールズのデモ(てか行列)に加わったことがあるといふ
屁のような経歴さえ隠したがる者が昨今多いといふ。ハハハ。
「アベ政治を許さない」。作家の澤地久枝らが発案し金子兜太が
揮毫したあの文言を大勢が持って歩いた。気持ちが悪かった。流行語
大賞とかにもなった。それ自体が抵抗≠ネんかではなく情況にじゃ
れつく児戯にすぎなかった。いまを見よ。

ナオジはもう寝たようだ。障がい者用の箸が見当たらない。なしてか。
ナオジが「おがってる」と言った。

「本当にロシアが核兵器使用に近づくなら、北大西洋条約機構(NATO)
全体が即座に警戒態勢に入るので、ロシアに言われずとも私たちは知る
ことになります。」

アイリーン・サキが死んだ。79歳。


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応対品質

「応対品質向上のため電話を録音させていただいて
おります」。聞いていると躰の芯が疲れてくる。

「しかし双生児のような彼らの微笑は、すぐに消え
るわけではない。それは一種の残像となって、しば
らく二人の唇に残っている。」


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2023年05月03日

壊れた

メールの機能が壊れた。直す気力もありはせぬ。ウランちゃんは
お休みだった。送りは聖子ちゃんだった。高校生のこどもがいる
らしい。
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