2023年07月30日

鳩.jpg

37度。鳩のカップルがベランダにきて睦みあっている。
カーテン越しにそれを見る。こまめに水分をとれの、適
切に冷房しろの、うるさい。構想。まとまらず。もうじ
き終わる。どのみち。あとどれくらい?

「これが最悪だと言える間 は、それは最悪の事態ではな
いのです。」

.


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2023年07月27日

紐.jpg

滑川もひどく暑いらしい。多分、全体が何かに向かっているのだ。
「死」だ。他の死ではなく、己の死へ。ホイ、待ってましたと目に
涙。観念の死ではなく血と肉の死へ。相応な、酷い死。だって、ぼ
くらあまりにも浅ましかったものね。ジュンジュン。生き残るのは
死ぬよりさらに惨めだものね。俺は姿勢矯正器具使用継続を栄の許
可なく、けふをもってやめることにした。姿勢を正す必要はない。
ヒトコブラクダかフタコブラクダ。モガディシオで食った油こい駱
駝の瘤。陶酔の瘤。ラクダを食って駱駝になる。駱駝の目になる。
行くよ。青い月の沙漠。けふ、ひどいパスタを食った。病んだ駱駝
の鼻汁。劣化する。どんどん悪化する。ザマミロ。

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2023年07月26日

がれき

がれき.jpg

永久凍土もずっと融けているらしい。

「・・・揺れる、私は在る、存在は転落だ、
落ちた、落ちないだろう、落ちるだろう・・・」


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2023年07月24日

新刊見本

新刊見本.jpg

暑い中、担当編集者が汗をかきかき3冊届けてくれた。
マックで受けとる。コンドロイチン2錠。タラレバー
美味!



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ファーゴ

ファーゴ.jpg

コンドロイチン2錠飲む。最初からヌルヌルしてやがる。
コンドロイチンの効能に「難聴」もある。そうかな。
これから新刊見本を受け取りにいく。
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2023年07月23日

夜.JPG

嗚呼、おれもこの人も口腔と肛門を開いたり閉じたりしながら
這いずっているのだなあ。
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新刊見本

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新刊『入り江の幻影ーー新たな「戦時下」にて』(毎日新聞出版)
の見本が明日届くらしい。
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2023年07月21日

ヤスデ

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ヤスデ(馬陸)は、多足亜門ヤスデ綱(学名:Diplopoda)に属する
節足動物の総称。細く、短い多数の歩脚がある。ムカデと似るが、生
殖口の位置や発生の様式、体節あたりの歩脚の数など様々な点で異な
る。ムカデが肉食性であるのに対し、ヤスデは腐植食性
で毒のある顎を持たない。
英名のMillipedeはラテン語
の千(milli)脚(ped)に由来する。現存する陸上生活史を持つ節足動
物では最も早く陸上に進出している。(ウィキペィア)

遠野物語拾遺。「願はくはこれを語りて再び平地人を戰慄せしめよ。」
人の強い想いが凝って出歩くことを遠野辺りではオマクと 呼ぶ。生者
でも、死者でも 変わりはない。強く想え ばそれは形となる。







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2023年07月20日

消失

消失.jpg

一人また一人と消えてゆく。猫背の元米兵。その妻か愛人。子ども
なのに老人の顔をした男児。その母。山のような荷物を持って歩く
狂女。声たちも一つまた一つと消えてゆく。消しゴムで消される
ように。消しゴムが足の先に近づいてきている。爪先の、つまらぬ
記憶に・・・。

口にするのも大儀だけれど、維新≠ニか云う政治勢力は危険である。
危険で、かつ下品である。用心すべきだ。

8月20日昼過ぎ香山さんと懇談予定。
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2023年07月19日

思考

7月19日.jpg

「思考は私の背後から目眩のように生まれる。私は思考が頭の
後ろから生まれるのを感じる。私が 譲歩すれば、 思考は前方に、
両目のあいだにやって来るだろ う ─ ─ そして私は必ず譲歩する。」



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2023年07月18日

ファーゴ

7月18日.jpg

シーズン2エピソード9まで観てしもた。はは。犬、昨日吐いたが、
けふは持ち直している。誠さん生きてるかな?誠さん。MBS香山さ
んから連絡あり。8月に懇談。

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2023年07月14日

呂律

7月14日.jpg

「存在することへの憎しみ、存在することへの嫌悪、
これもまた私を存在させ、存在のなかに私を追いやる
仕方である。」1938年
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
電話で若い女性と話す。PCのサポートセンターの人。
一生懸命働いている。「応対品質向上」のため電話は
録音されている。わたし、歳のせいで呂律が回らない。
モグモグする。猫背矯正器に背中がこすれて痛い。何に
せよもう矯正なんかできるわけがないのだ。そのことを
サポートセンターの彼女に話そうかと思うが、やめる。
声が明るい。微かに訛る。鹿児島のひとか。どんどん悪く
なっている。「水平線」はうまくやっているのか。
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2023年07月13日

クラスター爆弾

クラスター爆弾.jpg

侵略されたウクライナの言い分がすべて正しいとは
無論言えない。戦争なのだから仕方がないとも言えな
い。ロシア人には何をしても構わないというのは根本
的に間違っている。クラスター爆弾がアフガンでどれ
ほど多数の民間人を殺傷したか。不発弾でどれほど多
数の子どもたちが負傷したか。「クラスター爆弾もく
ださい」と懇願してほしくなかった。ウクライナ戦争
はすべてを暴いている。プーチン政権だけではない。
NATOも充分に醜い。見て見ぬ振りをする残余の世界も
戦争当事者に負けず劣らず薄汚い。
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曇り

曇り.jpg

「肉体ならば、いったん始まればあとはひとりで生きていく。
しかし思考はこの私がそれを継続し、展開するのだ。私は存在
する。私は存在すると考える。ああ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」座長代理をお
やりになったことのある御厨貴の話をまったく理解できない。
つまらねえ。ケツがしゃべっているのだから。 
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2023年07月12日

新刊

帯付書影_入り江.jpg
(画像をクリック)

7月31日(月)に全国書店およびAmazonなどネット書店で発売されます。
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暑熱

宵の街.jpg

モガディシオの夜を思い出す。ラクダの瘤を食った。
ひどく脂っこかった。米兵が地雷で4人死んだ。プノン
ペンの記憶と混濁する。
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のんち

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同居犬ノン。生後3か月。♀。オバマに似ていた。
現在14.5才。威張っている。もうオバマに似てい
ない。
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新刊カバー

帯付書影_入り江.jpg
(画像をクリック)

鈴木成一デザイン室作製。

担当編集者も小生もPCの扱いが苦手なので鮮明な
書影をアップできないでいる。大体こんなイメージ。
問題は中身。巻頭稿をはじめいくつか是非お目通し
いただきたいものがある。都内の書店でのサイン会
(&トーク・セッション)を企画中。正式に決まった
ら本ブログで発表します。
posted by Yo Hemmi at 15:11| お知らせ | 更新情報をチェックする

岩手県

車窓より電柱.jpg
盛岡でなくてもよいだろう。花巻でもよいのかもしれない。
犬が生きていれば無論つれてゆく。助け人が要る。
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2023年07月10日

存在

鉄路.jpg
「私は存在する。それはやわらかい、実にやわらかい、
実にゆったりしている。そして軽い。まるで空中にひと
りで浮かんでいるみたいだ。それ は動いている。至ると
ころに そっと触れるが、すぐに溶けて消えてしまう。」

盛岡移住衝動やまず。



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2023年07月09日

崩落

崩落.jpg
「〈 物〉、それは私だ。存在は解放され、自由になり、
私の上に逆流してくる。 私は存在する。」

けふのNスペは(も)ひどかった。右とか左とかの問題
ではない。それ以前の低脳ぶりに呆れるほかない。安倍
狙撃事件がテーマというから見ざるをえない。ところが
散漫、皮相、紋切り型ーー番組の体をなしていない。お粗
末極まる構成。NHKにはもうプロがいないのか。山上徹也
も加藤智大も、実像の深みがまったく描き切れていない。

しかしだ、散漫、皮相、紋切り型、同調体質のマスメディア
があってこそ、権力は安泰である。永遠に。

posted by Yo Hemmi at 15:51| お知らせ | 更新情報をチェックする

ドイツ人

エレベーター・ホールでジンガイと逢う。補聴器をしていない。
そうなるとまるっきりのツンボだ。我々は話すべきだ。日を改め
て。shouldと言っている。そうだ、we shouldと答える。変なやつ。
冴えない男。かつてヒロヒトがボンにきたとき、訪独反対デモに
参加したことがあると言っていた。同い年。お互い大体終わっている。
いつかKindle独語版で『戦争と平和』をよんでいたっけ。
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2023年07月07日

山上徹也と『ジョーカー』

ジョーカー.jpg

山上徹也が『ジョーカー』に入れ込んでいたのが事実にせよ
何も異常ではない。逆である。山上には切実な社会観があっ
た。自己をアーサーに仮託したとしても、直線的に行動化す
るほど幼稚ではない。山上を憎むべき犯罪者と断じるのは到
底無理がある。メディアは山上を論じれば論じるほどその観
点の浅薄皮相を晒しているだけである。
posted by Yo Hemmi at 18:54| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年07月06日

錯覚

錯覚.jpg

猫背になったので猫背矯正器具を買い背中に
当ててみたら、湾曲の具合が矯正可能範囲を
とっくに超えていることに気づく。それでも
無理矢理バネ式の板を曲がった背中に当てて
いたら、接触面が擦れて傷になる。矯正も修
正も反省も不可能なステージ。どうすればよ
いのか。ーーー笑えぬ笑いを笑う。

鏡に老人の影を見る。横向きの裸身だ。充分
に醜い。知らぬふりをする。ひょいと「尾田」
を想う。そう想うべきではない。だが、「尾田」
はすべての暗示でもある。

岸田のあの歩き方は不快だ。もっと小股で、恥じ
入るように歩くべきだ。俺も猫背を直そうとする
から、岸田も傲然たる歩行につき少しは恥じたほ
うがよい。

犬とミスド。


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2023年07月05日

壁の反映

壁の反映.jpg

朝方にきまってよくない夢をみる。眠剤が切れたころだ。
夢のプロットはさほどに悪くはないのに、判別するわた
しがひどく悲観的な評価をくだす。卑小な夢が多い。
posted by Yo Hemmi at 23:14| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年07月04日

新刊カバー

新刊カバー.jpg

大体こんな感じになるらしい。左眼がウサギみたいに充血
して写真がよく見えない。もっと鮮やかな色だったはずだ。
何年か前にもろたタジンを飲む。処方した目医者はもう亡く
なったらしい。
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2023年07月03日

赤旗の歌

軌道.jpg

こんな歌もあったな。今でも歌われているのだろうか。
てか、今でも歌っているのか、パルタイは?

「民衆の旗 赤旗は 戦士の かばねをつつむ
しかばね固く 冷えぬ間に 血潮は 旗を染めぬ
  高く立て 赤旗を その影に 死を誓う
  卑怯者 去らば去れ われらは 赤旗守る」

凄まじい歌だ。武装蜂起的だ。熊井啓『地の群れ』
(原作・井上光晴)でも歌われている。

「卑怯者 去らば去れ われらは 赤旗守る」のくだり
だけ耳朶にこびりついているぜ。これ、元歌はドイツ民
謡ではなかったか。

明治大学文学部『文芸研究』第百五十号所載の岡本和子
論文「歌に抗う」はやはり面白い。
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2023年07月02日

「前へ出て沈黙せよ」

線路.jpg

明治大学文学部紀要『文芸研究』第百五十号所載の論攷は
どれも力作ばかりである。手違いがありだいぶ遅くなって
からこれを手にしたわたしは、にもかかわらず心中、快哉
を叫んだ。得した!
なかでも岡本和子氏の「歌に抗うーー『1★9★3★7』にお
ける『孤独に自身に問う』姿勢について」は、視点と展開
の仕方において限りなく自由で誠実でスリリングであり、市販
の文芸誌界隈では到底お目にかかれない上質な思考に溢れて
いたので、2度精読した。生きていたらこの方の話をじかに
お伺いしたいものだ。
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「いのちの初夜」

車内.jpg
「どんなに痛んでも死なない、どんなに外面が崩れても死なない」は
永年、形而上的謎であった。「死なない」は「死ねない」のでもあっ
た。在ってしまうのだ。屈辱は不当に在ってしまうのだ。
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