2023年07月30日
2023年07月27日
紐
滑川もひどく暑いらしい。多分、全体が何かに向かっているのだ。
「死」だ。他の死ではなく、己の死へ。ホイ、待ってましたと目に
涙。観念の死ではなく血と肉の死へ。相応な、酷い死。だって、ぼ
くらあまりにも浅ましかったものね。ジュンジュン。生き残るのは
死ぬよりさらに惨めだものね。俺は姿勢矯正器具使用継続を栄の許
可なく、けふをもってやめることにした。姿勢を正す必要はない。
ヒトコブラクダかフタコブラクダ。モガディシオで食った油こい駱
駝の瘤。陶酔の瘤。ラクダを食って駱駝になる。駱駝の目になる。
行くよ。青い月の沙漠。けふ、ひどいパスタを食った。病んだ駱駝
の鼻汁。劣化する。どんどん悪化する。ザマミロ。
posted by Yo Hemmi at 17:49| お知らせ
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2023年07月26日
2023年07月24日
2023年07月21日
ヤスデ
ヤスデ(馬陸)は、多足亜門ヤスデ綱(学名:Diplopoda)に属する
節足動物の総称。細く、短い多数の歩脚がある。ムカデと似るが、生
殖口の位置や発生の様式、体節あたりの歩脚の数など様々な点で異な
る。ムカデが肉食性であるのに対し、ヤスデは腐植食性
で毒のある顎を持たない。英名のMillipedeはラテン語
の千(milli)脚(ped)に由来する。現存する陸上生活史を持つ節足動
物では最も早く陸上に進出している。(ウィキペィア)
遠野物語拾遺。「願はくはこれを語りて再び平地人を戰慄せしめよ。」
「人の強い想いが凝って出歩くことを遠野辺りではオマクと 呼ぶ。生者
でも、死者でも 変わりはない。強く想え ばそれは形となる。」
posted by Yo Hemmi at 17:24| お知らせ
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2023年07月20日
2023年07月19日
2023年07月18日
2023年07月14日
呂律
「存在することへの憎しみ、存在することへの嫌悪、
これもまた私を存在させ、存在のなかに私を追いやる
仕方である。」1938年
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電話で若い女性と話す。PCのサポートセンターの人。
一生懸命働いている。「応対品質向上」のため電話は
録音されている。わたし、歳のせいで呂律が回らない。
モグモグする。猫背矯正器に背中がこすれて痛い。何に
せよもう矯正なんかできるわけがないのだ。そのことを
サポートセンターの彼女に話そうかと思うが、やめる。
声が明るい。微かに訛る。鹿児島のひとか。どんどん悪く
なっている。「水平線」はうまくやっているのか。
posted by Yo Hemmi at 17:09| お知らせ
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2023年07月13日
2023年07月10日
2023年07月09日
2023年07月07日
山上徹也と『ジョーカー』
山上徹也が『ジョーカー』に入れ込んでいたのが事実にせよ
何も異常ではない。逆である。山上には切実な社会観があっ
た。自己をアーサーに仮託したとしても、直線的に行動化す
るほど幼稚ではない。山上を憎むべき犯罪者と断じるのは到
底無理がある。メディアは山上を論じれば論じるほどその観
点の浅薄皮相を晒しているだけである。
posted by Yo Hemmi at 18:54| お知らせ
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2023年07月06日
錯覚
猫背になったので猫背矯正器具を買い背中に
当ててみたら、湾曲の具合が矯正可能範囲を
とっくに超えていることに気づく。それでも
無理矢理バネ式の板を曲がった背中に当てて
いたら、接触面が擦れて傷になる。矯正も修
正も反省も不可能なステージ。どうすればよ
いのか。ーーー笑えぬ笑いを笑う。
鏡に老人の影を見る。横向きの裸身だ。充分
に醜い。知らぬふりをする。ひょいと「尾田」
を想う。そう想うべきではない。だが、「尾田」
はすべての暗示でもある。
岸田のあの歩き方は不快だ。もっと小股で、恥じ
入るように歩くべきだ。俺も猫背を直そうとする
から、岸田も傲然たる歩行につき少しは恥じたほ
うがよい。
犬とミスド。
posted by Yo Hemmi at 18:11| お知らせ
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2023年07月05日
2023年07月04日
2023年07月03日
赤旗の歌
こんな歌もあったな。今でも歌われているのだろうか。
てか、今でも歌っているのか、パルタイは?
「民衆の旗 赤旗は 戦士の かばねをつつむ
しかばね固く 冷えぬ間に 血潮は 旗を染めぬ
高く立て 赤旗を その影に 死を誓う
卑怯者 去らば去れ われらは 赤旗守る」
凄まじい歌だ。武装蜂起的だ。熊井啓『地の群れ』
(原作・井上光晴)でも歌われている。
「卑怯者 去らば去れ われらは 赤旗守る」のくだり
だけ耳朶にこびりついているぜ。これ、元歌はドイツ民
謡ではなかったか。
明治大学文学部『文芸研究』第百五十号所載の岡本和子
論文「歌に抗う」はやはり面白い。
posted by Yo Hemmi at 17:24| お知らせ
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2023年07月02日
「前へ出て沈黙せよ」
明治大学文学部紀要『文芸研究』第百五十号所載の論攷は
どれも力作ばかりである。手違いがありだいぶ遅くなって
からこれを手にしたわたしは、にもかかわらず心中、快哉
を叫んだ。得した!
なかでも岡本和子氏の「歌に抗うーー『1★9★3★7』にお
ける『孤独に自身に問う』姿勢について」は、視点と展開
の仕方において限りなく自由で誠実でスリリングであり、市販
の文芸誌界隈では到底お目にかかれない上質な思考に溢れて
いたので、2度精読した。生きていたらこの方の話をじかに
お伺いしたいものだ。
posted by Yo Hemmi at 16:11| お知らせ
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