2023年10月31日
熱海
緒形圭子さんからメール。ビックリした。1992年、彼
女+R子と3人で六本木にて大酒飲みかつ歌い、朝方そ
の勢いで熱海に行った。ついてくる方もついてくる方だ
が、駅前でポン引きふうのオヤジに「だんな、これから
3Pですか?」と冷やかされたときは何だか嬉しかった。
駅近くの映画館でスルメを買い、ゲートボールがテーマ
の映画を観た。午前中だ。三國連太郎、大原麗子らがでる、
意外や意外、面白い映画だった。子どもっぽい文芸大作
なんかよりよっぽどよかった。
飛び込みで熱海の旅館に入り、また徹夜で酒盛り。楽しか
ったな。どうしてあんなことができたのだろう?躁状態を
罪悪感なしで数日持続できた。いまなら処分必至。くだら
ない世の中になったもんだ。
緒形さんは「視点が変わる読書」という連載をBEST TIMES
で続けていて、その第5回を添付してきた。『月』について
しっかり書き込んでいる。
posted by Yo Hemmi at 23:06| お知らせ
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2023年10月30日
2023年10月29日
2023年10月26日
「卵の側」
村上春樹氏は2009年イスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞した。
これは「社会における個人の自由」を作品で表現し広めた作家に贈られ
る賞という。ガザの惨劇が再現されているいま、村上氏の受賞スピーチ
が改めて関心を集めている。わたしも読んだ。よいスピーチだと思う。
巨大な壁を前にしたときの作家の気組みと立脚点を氏は明確にしている。
「高く強固な壁とそれに打ち砕かれる卵があるなら、私は常に卵の側に立
つ」と。その言やよし、である。
しかしながら、「卵の側」に立つとは畢竟どういうことであろうか?砕か
れても踏みにじられても、卵的に耐え忍ぶということか。そのようなこと
を第三国の作家風情が語ることとガザの地獄は、果たして人倫の果ての風
景として、流された血と涙の量として、どこがどう釣り合うのか。
結局、この領域に立ち入るかぎり、誰も無傷ではいられないのだ。「卵」
と言うなら、一つ一つが烈しく爆発するそれにならざるをえない。ガザに
は「個人の自由」などないのだから。焦眉の急は、生きるか殺されるか、
である。
posted by Yo Hemmi at 16:26| お知らせ
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2023年10月23日
depression
posted by Yo Hemmi at 17:47| お知らせ
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2023年10月22日
2023年10月21日
2023年10月20日
誰が世界を支配しているのか?
「この『 実質的 な 世界政府』とは、米英仏日独伊加のG7
と彼らが支配する 組織です。 つまり「 新しい帝国主義の時代」
におけるIMF( 国際通貨基金)や グローバルな貿易 組織 など
です。 彼ら「 実質的 な世界政府」は、当然ながら支配している
国の 一般 市民の代表ではまったくありません。 民主主義的な
国家で あっても、一般市民が政策決定に与える 影響はごく限ら
れたものです。 米国では、経済エリートと経済界の利益を求
める彼ら「実質的な世界政府」は、当然 ながら支配している国
の 一般 市民 の代表では まったく ありませ ん。 民主主義的な
国家であっても、一般市民が政策決定に与える 影響はごく限ら
れたものです。」(ノーム・チョムスキー『誰が世界を支配して
いるのか?』)
同居犬(14歳9か月)はロイヤルカナンのカリカリを食ってえろ
元気なのである。彼女にとっての環世界にあっては、彼女こそが
世界を支配しているのだ。わたしは下僕。それでよい。
これからソウメンを食う。犬はカリカリを食う。
『聖なる泉の少女』
と彼らが支配する 組織です。 つまり「 新しい帝国主義の時代」
におけるIMF( 国際通貨基金)や グローバルな貿易 組織 など
です。 彼ら「 実質的 な世界政府」は、当然ながら支配している
国の 一般 市民の代表ではまったくありません。 民主主義的な
国家で あっても、一般市民が政策決定に与える 影響はごく限ら
れたものです。 米国では、経済エリートと経済界の利益を求
める彼ら「実質的な世界政府」は、当然 ながら支配している国
の 一般 市民 の代表では まったく ありませ ん。 民主主義的な
国家であっても、一般市民が政策決定に与える 影響はごく限ら
れたものです。」(ノーム・チョムスキー『誰が世界を支配して
いるのか?』)
同居犬(14歳9か月)はロイヤルカナンのカリカリを食ってえろ
元気なのである。彼女にとっての環世界にあっては、彼女こそが
世界を支配しているのだ。わたしは下僕。それでよい。
これからソウメンを食う。犬はカリカリを食う。
『聖なる泉の少女』
posted by Yo Hemmi at 17:48| お知らせ
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2023年10月19日
画角
国連安全保障理事会が、ガザ市民への人道支援を安全に実施するために
戦闘の一時的な「停止」などを求める決議案を否決。理事国15カ国のう
ち12カ国が賛成したが、米国は拒否権を行使。英国とロシアは棄権。
そんなもんだ。大国と強国はガザ蹂躙(暴力的消滅)を屁とも思ってい
ない。そこに弱く貧しい人びとがやむを得ず住まわされていることを意に
介していない。暴力はさらに吹き荒れるだろう。なにも確かではないけれ
ど、それだけが動かしがたい近未来である。
「非暴力」をただ念仏のごとく唱えるのが、これほど虚しい時代はあった
だろうか。世界はより強い暴力こそが正義≠ナあると教えているかのよ
うだ。
『灰とダイヤモンド』。キリストの逆さづり。
posted by Yo Hemmi at 17:09| お知らせ
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2023年10月18日
2023年10月17日
『SHOAH ショア』
かつてクロード・ランズマン監督の『SHOAH ショア』を観た。
上映時間9時間27分!夢中で観た。息するのも忘れて。だが、
シオニズムは謎として残ったままだ。ランズマンはシオニスト
であった。
第三次大戦≠言う者がでてきた。冗談とも思えない。
テレビに登場する論者にはかなりいい加減な者が多い。第一、
毎日のように出演しているのだから、取材も、研究もする暇が
ないはずだ。ジャーナリスト∞(名誉)教授≠フ肩書きが
わびしい。なんだかさもしい。
アンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』。やはりよい!
犬は元気だ。よく食う。1月20日、誕生日。
上映時間9時間27分!夢中で観た。息するのも忘れて。だが、
シオニズムは謎として残ったままだ。ランズマンはシオニスト
であった。
第三次大戦≠言う者がでてきた。冗談とも思えない。
テレビに登場する論者にはかなりいい加減な者が多い。第一、
毎日のように出演しているのだから、取材も、研究もする暇が
ないはずだ。ジャーナリスト∞(名誉)教授≠フ肩書きが
わびしい。なんだかさもしい。
アンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』。やはりよい!
犬は元気だ。よく食う。1月20日、誕生日。
posted by Yo Hemmi at 22:57| お知らせ
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2023年10月16日
「色なき緑色・・・」
ノーム・チョムスキー博士はいま何か発言しているだろうか。
94歳。何を考えておられるか。9.11後にボストンでお目にか
かった。鋭利であり温かくもあるあの眼が忘れられない。
「イスラエルの牢獄の中でも悪名高いのは拷問施設 1391だ」
(チョムスキー『誰が世界を支配しているのか?』)。パレス
チナの闘士の多くが1391で拷問を受けた。そして殺された。
Colorless green ideas sleep furiously
「色なき緑色の考えが猛烈に眠る」。チョムスキーが統語論
的例文としてあげたセンテンスが思い出される。これは言語学
的には「非文」ではない。しかしながら、意味論としてはナン
センスなのだ。
にもかかわらず、イスラエル軍事指導部とホワイトハウスにあっ
ては、「色なき緑色の考えが猛烈に眠っている」のである。
怖い。
posted by Yo Hemmi at 17:20| お知らせ
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2023年10月15日
「正しいことを行う」
米国の言うdo the right thingとは報復殺戮を含むのである。
オースティン米国防長官が言明。米軍はイスラエルへの安全保障支援
に何の条件も付けていない。米政府はイスラエル軍がパレスチナ自治
区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの紛争において「正しい
ことを行う」ことを期待している。
ベトナム戦争の時代から1ミリの進歩もない。進歩したのは兵器だけ。
posted by Yo Hemmi at 16:47| お知らせ
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2023年10月12日
「資本論」
痩せ犬をバッグに入れてカフェに行ったら、斜向かいの席に、
これといって特徴のない男がいて、わたしと同じアイスコーヒ
ーを飲んでいた。静かさの他に「これといって特徴のない男」
ってしばしばいるものだ。かれは本を読んでいた。表紙が見えた。
『資本論 経済学批判』。アッと驚く。
カフェに来る道すがら真っ白のヒルガオが一輪咲き残っていた。写
真を撮ろうと思いながら、杖がじゃまで撮りそびれた。それがとん
でもない怠惰にも過誤にも思えてくる。
老人の顔をした子どもは今日も見かけない。もうこの世にいないのか。
ヒルガオが眼の底にミルク色に滲んでいる。
ai音声か。死者たちのai音声ですか。群れなす亡者たちのai音声か。
最も正常にみえる微細な精神の、破綻。真夜中の倒木。精神の倒木。
鈍く虚しいその音・・・。ドーン。ドーン。
耳鼻咽喉科。己だけのケンコウ。去痰剤。オレハスコヤカ、オマエラハ
ヤミナサイ・・・。ヤミナサヒ・・・。
posted by Yo Hemmi at 16:40| お知らせ
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2023年10月11日
その石をだまらせているもの
ここの、すぐかたわらの、
この老人の松葉杖のそばの、
この石たちのひとつに
その石をだまらせているものを
語らせたら――――
(「ブランクーシ宅に、ふたりで」飯吉光夫・訳)
雲のなかにそこだけぼんやりと赤むもの。
犬は生きている。
posted by Yo Hemmi at 17:01| お知らせ
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2023年10月10日
2023年10月09日
2023年10月08日
2023年10月06日
2023年10月02日
あけがたの黒いミルク
posted by Yo Hemmi at 17:26| お知らせ
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