2017年08月25日

うつろい


◎「キタコブシ」のことなど

「キタコブシ」177号がとどきました。編集後記に「次号で終刊にします」
とあり、うろたえました。大道寺将司さんはずっと熱、転倒、床ずれに
悩んでいました。5月8日のメモには「朝アレンドロン服用せよ!タッパ洗え」と
あり、5月11日のメモには「パンツ、Tシャツ、パジャマ着替える」などと
記してあったといいます。同月24日に、かれは逝きました。享年68。

アレンドロンは骨粗鬆症の治療にも用いられるようです。多発性骨髄腫にも
薬効があるのでしょうか。いずれにせよ、絶え間のない激痛のなかで、かれは
生きようとしていた、なんとしても生きるよう自身に命じていたようにおもわ
れます。ずっとまえからかれはそうでした。死刑「確定」と重病という
二重の絶望的条件のなかで、「軛(くびき)」が現前し、うごかしがたいものだ
からこそ、「死」よりも「生」を確信的にえらんでいたのでしょう。

「キタコブシ」編集部にれんらくして、次号に原稿を書かせてくださいとお願いし
、了承をえました。最終号は3か月後くらいにでるそうです。逝去時に共同通信
から配信された拙稿(西日本新聞など掲載)を参考のため再添付します。ことしは
時間のうつろいがずいぶん重くゆっくりだなと、けふ階段練習をしながらおもいま
した。それに、よくひとが亡くなります。

西日本新聞2日朝刊.JPG






posted by Yo Hemmi at 17:39| お知らせ | 更新情報をチェックする