2018年06月08日

『月』続行


◎『月』第9回について

いろいろあってちょっともたつきましたが、『月』第9回を
きのう送稿しました。約46枚。左手いっぽんで、これで計450
枚。終着まであと1割弱です。なんとなくほぼ終わったような
気分になり、いまぐったりとしています。眠りの浅瀬で夢を
たくさんみました。

8回で断念しかかったとき、意外にもいろいろな方から続行
希望の声をかけていただきました。まさか読まれていると
おもっていなかっただけにおどろき、うれしかったです。
なかでも、親子ふたりで『月』を読みつづけている友人が、
どのようなかたちででも完遂せよと激励してきたり・・・。

言語閾、物語閾ということをかんがえます。両者ともあらかた
こわれているのですが、こわれてはいないかのように装われて
います。とりわけ、記者や編集者らにはその自覚がないように
おもわれます。大半の作家もそうなのですが。

言語の空前の焼け野原で、いったいなにをなすべきなのか。
なにができるのか。とつおいつしつつ『月』の迷路にはいって
10か月。なにかがほのみえてきたことはじじつです。身内に
きわめてはげしい痛みと怒りをかかえているひとほど、『月』
に近づいてくる。著者としてこれほど光栄なことはありません。

『月』を「つき」とすべきか「にくづき」とするかは、まだ迷って
います。

『月』第9回掲載の「本の旅人」(角川書店)は今月27日の
発売です。10回で完結、書籍化の予定です。


posted by Yo Hemmi at 15:22| お知らせ | 更新情報をチェックする