2019年05月10日

待つ


「みな、ここで、待っている」

「・・・生まれてきたことの厄介さという謎の中に、どうしても
再び投げ込まれなくてはならないかのようだ。」(パシェ
『母の前で』根本美作子=訳 P191)

「この怪物的な時間の引き延ばしの中に・・・」。胸がドキドキ
する。反論の余地はない。わたしたちはみな、ここで、待って
いる。目的もなしに。まるで目的があるかのように。
posted by Yo Hemmi at 18:39| お知らせ | 更新情報をチェックする