2019年07月07日

『月』再放送


Eテレ「在る≠めぐって」アンコール放送へ

社会は、できごとからまったく、ないしはほとんど、なにも
学ばないものだ。社会とは、よからぬものを(よさげに)たえ
ず反復し、そこに回帰し、それらを拡大再生産するだけのガス体
(屁)である。われわれは大いなる屁社会を構成するみみっちい
個別の屁にすぎない。屁であるわれわれは、屁の首相や屁の副首
相を放(ひ)ったのではなく、かれらに放られているのだ。

屁の社会はおおむね「忘却」によってなりたつ。

それでも、忘れかけた血腥い夏がまたくる。原爆とおなじくルーティ
ンの、単に集合的回想として。2016年夏の相模原重度障がい者殺人
事件は再度、再々度、かいなでの番組として、念入りに血抜き
されて、ちょいとばかり回顧されるだろう。そんななかでわたしは小説
『月』(角川書店刊)を書き、それをフィーチャーした番組「在る
をめぐって」が2月だったか、Eテレで放送された。今夏、下記のように
アンコール放送される。

@2019年7月14日(日)午前5時〜午前6時
A2019年7月20日(土)午後1時〜午後2時
(いずれもNHK・Eテレ「こころの時代」)

ニッポンという屁社会がいま、あの事件をどれほど憶えているか、忘れて
いるか、忘れたふりをしているか、さとくんとはいったいだれであったか・・・
番組にヒントがあるかもしれない。

月_カバー帯ラフ仮0910.pdf.jpg

視床痛、激。雨中、ベランダの犬の糞を左手でとり、トイレにすてる。犬、
冷然と眺めていた。終日犬の糞のにおい。片脚をひきずって部屋中をさがす
が実物はどこにもない。




















posted by Yo Hemmi at 18:13| 放送予定 | 更新情報をチェックする