2019年08月07日

頭の裏側の戦争       


戦争

「戦争は頭の裏側にいる。今日、戦争は頭の裏側に口を開き、
囁きかける」
(ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ『戦争』)

中平卓馬と安田南をおもう。ふたりとも消えた。なにが正しい
って、ふっと消えるくらい正しいことはない。戦争はどのみち
くる。もうきている。情欲をおさえることはできない。最後に
会ったとき、南は幻聴に苦しんでいた。わたしは薄情だった。

Go Away Little Girlを、南はGo Away Little Boyとうたった。
ゆったりと。



posted by Yo Hemmi at 23:27| メモ | 更新情報をチェックする