○失せ物めっけ!

(挿画 西方久)
「ミルバーグ公園の赤いベンチで」という、あまりわた
しらしくない掌編がじつはすきなのだけれど、どこにいった
か失念していて、『たんば色の覚書』(角川文庫)の重版見本
がとどき、薄っぺらいそれの2作目として収録されていることが
わかり、行方不明の非嫡出子とばったりであったように、うっす
ら恥ずかしく、うれしかった。
よろしかったら、ぜひご一読を!ほぼ実話。
西方久君はどうしてるだろう?
いま訳あって古井戸の底でくらしているご婦人に、上はコロナじ
ゃけん、しばらくそこにおられたらええがな。と声をかけたら、
とびきりのイチゴ大福と煎茶があるさかいここにおりてこい、と
下からおっしゃる。犬連れてきてもかめへん、と。
この世のありとある不幸と死と不条理のかずかずは、詩と小説の
ためにある。古井戸のご婦人、泣きくれるそばから創作の構想を
していないわけがない。
テレビ局ディレクターがけふ、このPCと局をつないでインタビュー
をするテスト。ほぼ成功。おたがいに感染しないですむといふわけ
ね。もう染っているかもしれないのに。
犬、ピモベンタン服用2倍にすることになった。
みんなが職を失っている。こんなんじゃ食えない。ひとしなみに
貧乏になるのではない。貧富の格差がますますひらく。いずれ暴動
になるだろう。
自民党はコロナのドサクサにまぎれて改憲準備をしている。
危ない。とても危ない。猪八戒ではまったく戦えないだろう。
蓮舫氏もあまりに軽すぎる。ブタとモスキートー。どつきどつかれ
る死闘をやれるわけがないし、やる気もないだろう。