2020年06月18日

真桑


カラスが小さな蛇を落とした

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黒い塊が目の前にバサッと落下してきた。泡をくう。カラス。
蛇をくわえていた。一瞬、蛇を落とした。蛇はベンチの下を
這い、逃げおおせた。カラスはしばらく茫然と蛇の消えたあ
たりをみつめていた。

「わたしの窓から、真桑(マルベリー)が見える」という書き
だしの短文(「窓」、オルガ・トカルチュク、小椋彩=訳、
「世界」7月号)が血の流れをよどみなくしてくれる。

「わたしにとって、ずっと前から、世界は何もかもが過剰だった。
多すぎるし、速すぎるし、うるさすぎる」「・・・せわしなく動き回
るわたしたちこそが世界の脅威であるということ」ーー。







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posted by Yo Hemmi at 17:11| メモ | 更新情報をチェックする