○寝そべって

『提婆達多』を読もうとした。すでに眠剤をのんでいたから、
さっぱりアタマに入らず。心臓のよくない老犬の死。それば
かりおもふ。安らかか苦しむか。顔が横様に裂けるほど口を
開けて悶えるのか。180度。受苦の代行。『犬』読むべし。
「世界」8月号の「メディア批評」(神保太郎)にNHK・
Eテレ「こころの時代 緊急事態宣言の日々に」のことが
載っていた。「この番組は、膨大なコロナ禍情報のなかで、
屹立していた」とある。
もうどうでもよいのだ。以前からそうだ。「人類」とか「未来」
とか言ふな。やることはきまっている。
見ろ、このなかに臓器がつまっている!
8日 ウルルン島 風弱く雨 08hPa 24°