2020年10月07日


シラミのこと

かきねの空.jpg

シラミの描写をわすれていて、けふおもひだした。どうでもよひが、「雪の夜」
はやはりおもしろいと思った。おもしろいといふのは、わたひがおもひろひとお
もへばそれでいひだけの話だ。「虱だった。 中から 這いでてきたらしかった。首
筋を明るいところまでくると、 ちょっと迷った とでも いうふう に方向 をかえて、
襦袢の襟に移った。それから 襟 の 一番 頂上まで 来ると、また 立ち止まった。
その 時女が箸を 机 の上に おくと今 虱 が這いでて き た ところ が、かゆい ら
しく、顎を胸に ひいて、後首をのばし、小指でちょっとかい た。 龍介はだ
まってい た。 虱はそれから 少し今来た方へもどり かけたが、すぐやめて、今度
は襦袢と二枚目の 着物との 間に入っていった。」(多喜二.「雪の夜」)

多喜二を拷問で惨殺したおまわりたちのなかには、ガースーのようなとぼけ顔があ
る。いやらしいヌッポンの、醜く酷薄な村長と、死ぬほどアホなムラビトたち。シラミ
以下の記者ども・・・。
posted by Yo Hemmi at 14:19| メモ | 更新情報をチェックする