○本日掲載

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菅の「特高顔」が怖いーーなんて見出しは、本邦はじめて
じゃないかな! けだし傑作ではある。わたしはそう思い、
たしかにそう言った。これを見出しにとるとは予想しなかった
けれども。藤原章生記者は大したものだ。のびのびしている。
訂正したい点はとくにない。ただ、「菅さん」とは言わなかっ
たはずだ。かれらを「さん付け」で呼ぶ精神がわたしにはない。
悲しいほどない。そのような心的機制が備わっていないという
ことだ。
しかしだ、いま「特高」といふ言葉がどれほどの戦慄をひとに
あたえるものか。「特高」にこもっている純正ニッポンの声と
、どこまでも不明確な威嚇を、だれが感知しているか。
なにを言っても、闇夜で立ち小便しているようなふたしかさは
免れない。このクニでは明らかになにかが出来していても、なに
もおきていないことになる。