○小池昌代さんのこと

両目の手術終わり。見えすぎるほど見えるようになった。
眼鏡をかけずに、ルーペもなしに、文庫が読める。手はじ
めに『青い花』(岩波現代文庫)の小池昌代さん解説「廃
線の歌う詩」。とてもよかった!面白かった!
『青い花』の夜景に深々と入り込んだ小池昌代さんの文は、
解説というよりひとつの読み物であり、このように書ける
かのじょをわたしは羨んだ。他者の経験世界に自己身体を
入れ込むほど難しいことはないのに、それをやすやすとや
って、なおかつ読み手を惹くとは。ありがとうございました!
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