
「百五十 三 日露戦争の当時、 満州では不思議なこと
ばかりが あったと謂う。ロシアの俘虜が言うには、 黒い
軍服の日本兵は射てば斃れるが、白い軍服の日本兵は幾ら
射っても 斃れないのだ そうである。」
(京極 夏彦; 柳田 國男. 遠野物語拾遺retold)
なぜなら、白い軍服の日本兵などもともといなかったから。
くだらぬ話だ。逆立ちばかりしている男の話のほうがいい。
逃亡した林ナナさんは未明にもどってきたらしい。友人が
車中ボソッと言った。「かみさんがニンチになったらしい」
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