2025年02月12日

夜が落ちてくる。

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「夜が落ちてくる。プランタニア・ホテルの二階では、
二つの窓に明かりが点されたところだ。新駅の工事現場
は、湿った材木の匂いを強烈に放っている。明日のブー
ヴィルは雨だろう。」

湿気った板塀の匂いの記憶をわたしももっている。大抵の
記憶はあの辺りを起点にしている。記憶で人は構成される。
わたしはほぼ毎日豚汁を食っている。それに鰺の南蛮漬け。
左手に箸をもって。ボロボロと欠片を床に落とす。それを
死んだ犬が駆け寄ってきてぱくついていたのではなかったか。

牡蠣飴一つを食う。
posted by Yo Hemmi at 18:49| お知らせ | 更新情報をチェックする