
「日は毎日二つの溪を渡ってその山へ落ちてゆくのだったが、
午後早い日は今やっと一つの溪を渡ったばかりで、溪と溪との
間に立っている山のこちら側が死のような影に安らっているの
がことさら眼立っていた。・・・」
月曜日のタクシー運転手には驚いた。道を知らない。カーナビの
操作を知らない。真面目なのか不真面目なのかわからない。いつ
もの2倍時間がかかった。やっとのことでたどり着き、彼がおりて
立ち上がった。仰天した。雲をつくような大男だった。
『おんどりの鳴く前に』(2022 ルーマニア)未見。
「その美味しいオヤツをわたしにもくれなさい」の文法
について。