
「〈世界的内戦〉という概念は一九六三年にハナ・アーレントによって
『革命について』について』において導入され(そこでは第二次世界大
戦が「地球全体に荒れ狂う一種の内戦」と定義づけられている)、同
じく一九六三年にカール・シュミットによって『パルティザンの理論』
において導入されている。つまり、戦争と平和、軍人と市民、敵と犯罪者
を明瞭に区別できるという可能性にもとづく「ヨーロッパ公法
〔Jus publicium Europæum〕」の戦争の構想が終わったことをしるしづけ
るパルティザンという形象に捧げられた本においてである。この伝統的な
戦争の構想が終わった日付を人がどこまで遡らせたいと思うにせよ、確か
なのは、伝統的な意味での戦争状態が今日、実質的に消滅したということ
である。」(ジョルジョ・アガンベン『スタシス 政治的パラダイムとし
ての内戦』青土社)
リビングから書斎まではそれなりの距離があるので、お気に入りの杖をつ
いて歩く。明菜🕷が喜々としてついてくる。
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