びっくり。忘れかけていた本の重版が決まる。44刷!
角川文庫初版が1997年。熱のこもった解説を書いてく
れた畏友、船戸与一さんはすでに鬼籍に入り、本書に
登場するほとんどの方々も他界している。本とわたし
だけが時間の孤島にポツンと取りのこされたかっこう
だ。
拙著に入れ込み、筑紫哲也さんたちがニュース23で特
集番組をこしらえ、わたしも出演。それやこれやで娯
楽書でもない同著が(いささか下品に言えば)売れ
に売れ≠ス。
初版発行から30年近く経ち、過去の坩堝に消えたと思っ
た『もの食う人びと』が、いかなる弾みでかまたぞろ動
きつつある。歴史の反復にこれが関わることなのか、時
代暗転の兆しなのか、わたしにはわからない。
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