2017年12月11日

扉絵


◎『月』第3回の扉絵

(クリック)
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2017年12月07日


◎『月』第3回を送稿

きのう夕、連載小説『月』の第3回(約35枚)を送稿した。
今月下旬発売の月刊「本の旅人」(角川書店)1月号に掲載
の予定。

十六夜月.jpg
(Y.Sakai)

徹底的に分断された言語閾で、孤島で、それを承知で書くし
かない。読むひとは読み、読まないひとは、ぜったいに読ま
ない。

ことしは時間の進行がおそい。目取真俊さんと会ってから何
年もたった気がする。昨夜、そのときのことをおもいだした。
会えてよかった。

大道寺将司さんが逝ってから、やはり何年もたつ気がする。
記憶が褪せているのではなく、記憶が深まるのだ。

そろそろ「乱暴なこと」がはじまるだろう。ものごとを為政者
のようにかんがえてはいけない。痩せたイエグモのように、ひ
っそりと思惟することだ。

口で反ファシズムとさけんだからといって、反ファシズムになん
かなりはしない。いくら反スターリン主義をとなえても、スター
リニストはいっこうにへらない。

とても「乱暴なこと」がはじまるだろう。ものごとを為政者のよ
うにかんがえてはならない。痩せたイエグモのように、ひっそり
と思惟することだ。もしくは、眠れ。ツチグモのように。







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2017年12月04日

推薦本


◎おもろい本10冊

をあげろというので、5分以内におもいついた10冊。
週刊現代の求め。何十年ぶりかでみた週刊誌、ヘアヌ
ードはあいかわらずで、往時との変化は嫌韓記事だけ。
いやになる。

週刊現代に『経済学・哲学草稿』のことが載ったのは
はじめてだろうな。(クリックで拡大

「わが人生最高の10冊」(1).jpg「わが人生最高の10冊」(2).jpg

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2017年12月02日

キ印


◎「キ印」とはなにか?

徳田球一はむろんキ印ではなく、陽性の革命家だった。だからか、
吉田茂にも好かれた。徳田は占領軍を「解放軍」(!)と呼び、
2.1ゼネスト前までGHQと昵懇であった。徳田は大ざっぱで楽天的
だった。

徳田は「戦後のすさみ」からたちあがるよう民衆によびかけた。
そのためには、天皇制を打倒し、天皇家の財産を没収し、日本に
「人民共和政府」を樹立するよう、ニコニコ笑ってうったえた。
徳田は沖縄・名護村(現名護市)の出身だった。

天皇制を打倒し、天皇家の財産を没収し、日本に「人民共和政府」
を樹立するのが可能だとまじめにおもっていたものは、昔時すく
なからずいた。昭和天皇は徳田らをおそれていた。とうぜんながら、
昭和天皇は反共主義者だった。

毛沢東も徳田には一目おいた。北京でおこなわれた徳田追悼大会
には3万人も参加している。キ印とはなにか、かんがえる。

そのころの事情とげんざいのかんけいについてかんがえる。
朝鮮戦争のことをかんがえる。日本にはなぜ大規模な朝鮮戦争反対運動
がなかったのか(いまもないのか)、かんがえる。レッドパージのこと
をかんがえる。

平成天皇退位でなぜこんなにマスコミがさわぎまくるか、かんがえる。
聖人≠ノ本気でなりきったかのような天皇夫婦のたちいふるまいを
いぶかしくおもう。なにかかんちがいしているのではないか。なにかが
かんちがいさせているのではないか。

皇室をどこまでもあがめたてまつるマスコミに吐き気をもよおす。
天皇制がないとこの社会はたちゆかないのか。一日もやっていけないと
いうのか。〈無天皇制〉をためしにいちどやってみたらどうか。
新聞はそんな企画もできないのか。キ印とはなにか。

1946年の食糧メーデーをおもう。参加者の一人が掲げたプラカード
をおもう。「ヒロヒト 詔書曰ク 国体はゴジされたぞ 朕はタラフク
食ってるぞ ナンジ人民 飢えて死ね ギョメイギョジ」「働いても 働い
ても 何故私達は飢えねばならぬか 天皇ヒロヒト答えて呉れ」―。

これらの文言を戦後社会は知的に消化できず、げんざいではきれいに
わすれさっている。プラカードを書いたひとは、まったくキ印ではな
かった。まじめな共産党員だった。

キ印とはなにか。「トクトのエビ」が宴会にでたから、なにがいけない
のか。元慰安婦が宴会に招待されてどうしていけないのか。朝鮮学校
を高校授業料無償化の対象とするのはなぜいけないのか。在日コリアンと
その子弟を迫害、敵視、差別して、少しは恥ずかしいとおもわないのか。
北朝鮮指導部と貧しい民衆をくべつしてかんがえることがなぜできないのか。

国際的制裁をうけている国では、指導部ではなく、もっぱら民衆がますます
餓え、ますます疲弊するのだ。北朝鮮の民衆に人道援助をするのがなぜいけ
ないのだ。北朝鮮を「圧力」強化でまるごと破壊し、皆殺しにしてもかまわ
ないというのか。日本の政治家は朝鮮戦争でどれだけ多数の民衆がどのよう
に無残に殺されたか知らないのか。

いま、真性の「キ印」とはなにか。真性の「キ印」とはだれか。
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2017年11月27日

再放送


◎Eテレ「こころの時代」再放送へ

ことし3月でしたか放送されたNHk・Eテレ「こころの時代」
が、来月10日に再放送されるようです。たしか朝5時(!)
からだとおもいます。あれからもう何年かすぎた気がします。
詳細はまたお知らせします。
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2017年11月07日

原稿


◎『月』第2回を送稿

月刊「本の旅人」(角川書店)で連載をはじめた
小説『月』の第2回原稿(約45枚)を昨日送稿。
11月下旬発売の「本の旅人」12月号に掲載されます。
最終的に4〜500枚になるか。

これだけは言えるのではないか。米国の売春宿のオーナー
(金髪)が来日して、ニッポンのパシリとゴルフをする。
メディアがよろこぶ。この光景につき、「まったく好み
でないもの」を忌避する方法とかんれんづけてかんが
えるのは無意味か、どうか。

また、このばあいの「絶対的な拒否」の今日的不可能性に
かんし、いつもより多く時間をかけて、おもいをめぐらすの
は徒労かどうか。
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2017年10月29日

数独


◎きのう獣医に診てもらう

数独は、そのことばも知らなかった。ものもらいと心臓病。
大事にいたらず。もっとも大事な本10冊。新しい本1冊。
「翼状頸」につき、さらにおもう。赤いおんなのこと。犬の
ものもらい、ほぼなおった。
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2017年10月28日

『月』


◎『月』連載はじまる

連載小説『月』の第1回が、KADOKAWAの「本の旅人」
11月号に掲載されました。きのうから店頭にあるそうです。

月 扉.jpg
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2017年10月17日

執筆中


◎『月』第2回執筆中

季刊「福祉労働」を2冊買った。その他資料いろいろ。
問題のコアにせまりえているものはない。善≠フ病を
故意にみおとすからだ。ことばのウソと無効に、知らぬふ
りをするからだ。

書きえない。が、書かないといけない。書きおえるまでに
朝鮮半島でなにもおきていないとはおもえない。肩が痛い。

月 扉.jpg

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2017年10月14日


◎連載小説『月』の扉デザイン

連載小説『月』の扉デザインが添付のようにきまりました。
今月下旬発売の月刊誌「本の旅人」(11月号 角川書店)
に第1回が掲載されます。原画はジャクソン・ポロック。

月 扉.jpg
(クリックで拡大)





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2017年10月05日

連載小説


◎小説『月』連載へ

小説『月』が、角川書店の月刊誌「本の旅人」で連載されます。
第1回は10月27日発売の同誌11月号で、43枚。毎月連載の
予定で、最終的に300〜400枚になるみとおしです。
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2017年08月29日

北朝鮮


◎かれらの心理

弾道ミサイルが飛翔するその下にあるひとびとの、茫漠たる
不安と脅威は想像にかたくありません。しかし、ニッポンをとびこえてゆく
ミサイルを発射したがわの思想と心理はどうでしょうか。そこに歴史はどの
ようにきざまれているのでしょうか。植民地(被)支配の歴史意識ないしル
サンチマンが、ミサイルの軌道に反映してはいないのでしょうか。

かれらは知っているのでしょうか。核と弾道ミサイルの脅威が大きくなればな
るほど、ニッポンの政権基盤がかたくなることを。核・弾道ミサイル
実験と誇示は、かつての宗主国のタカ派ををおおいによろこばせています。
起死回生の暴力的契機をあたえています。そのことをかれらは知っているので
しょうか。

核による破局の脅威は、ほかでもない、この危険を永続させている
勢力を保護している――というパラドクスを、かれらは知っているでしょう
か。とうぜん知っているでしょう。かつてオーバードーファーの
『二つのコリア』を読んだとき、かれらの逸脱がたんなる狂気にもとづく
ものではないことをおしえられました。

「挑発」という主観的かつ恣意的表現は、権力と一体化した戦争報道の
悪しき特徴です。わたしたちはまずもって、かれらについてあまりにも
知らないのです。


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2017年08月26日

死者の列

.
◎生体と制度の軋み

「私が見た最後の将司くんは、その姿とは裏腹に明るく前向きで、正月休み
を返上して見守ってくれた医師、看護師、刑務官に感謝しているようでした」。
「キタコブシ」177号に、大道寺ちはるさんが書いています。ことし2月の、
まだ意識がはっきりとしていたころの、かれのスケッチです。

ああ、そうなんだろうな、とすなおに納得します。おちついたかれのまなざしが目に
うかびます。「正月休みを返上して見守ってくれた医師、看護師、刑務官に
感謝・・・」。よくわかります。かれはこころからありがたいとかんじていたこと
でしょう。ちはるさんの記述はフェアだとおもいます。

拘置所の医師、看護師、刑務官らが一生懸命に、重篤のかれに対処したことも
うたがいません。獄外の大病院のようにはいかなかったにせよ、拘置所として
できることは、すべてやったのではないでしょうか。かれらかのじょたちは、
全員ではないでしょうが、かなしみをたたえた深い目の色をしていたでしょう。

ここで、鉄の楔のようなものが胸にうちこまれます。だとしたら、死刑とは
なんなのでしょうか。死刑執行とは?死刑「確定」とは?死刑がカクテイしたと
される病者への、誠実な治療行為とは、いったいなにを意味するのでしょうか。
人間生体と制度のあいだの、とてつもなく不気味な軋みが聞こえてきます。

死者の列にくわわった大道寺さんの静かなまなざしがみえるようです。死ぬべく
定められながら、どうじに生かされること。そのことを深くかんがえるのを
はばむともなくはばむ「末人」たちの圧倒的な空気。大道寺さんに絞首刑は執行
されなかった。かれは「病死」した。しかし、ほんとうにそうなのでしょうか。
これも刑死とはいえないでしょうか。

逮捕以来42年がたちました。Somewhere Over the Rainbow...ほんとうでしょうか、
かれはこの歌がすきだったといいます。けれども、虹はついにかからずに、ひとびとは
ぞろぞろと死者の列を歩くのみです。それだけが約束されています。







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2017年08月25日

うつろい


◎「キタコブシ」のことなど

「キタコブシ」177号がとどきました。編集後記に「次号で終刊にします」
とあり、うろたえました。大道寺将司さんはずっと熱、転倒、床ずれに
悩んでいました。5月8日のメモには「朝アレンドロン服用せよ!タッパ洗え」と
あり、5月11日のメモには「パンツ、Tシャツ、パジャマ着替える」などと
記してあったといいます。同月24日に、かれは逝きました。享年68。

アレンドロンは骨粗鬆症の治療にも用いられるようです。多発性骨髄腫にも
薬効があるのでしょうか。いずれにせよ、絶え間のない激痛のなかで、かれは
生きようとしていた、なんとしても生きるよう自身に命じていたようにおもわ
れます。ずっとまえからかれはそうでした。死刑「確定」と重病という
二重の絶望的条件のなかで、「軛(くびき)」が現前し、うごかしがたいものだ
からこそ、「死」よりも「生」を確信的にえらんでいたのでしょう。

「キタコブシ」編集部にれんらくして、次号に原稿を書かせてくださいとお願いし
、了承をえました。最終号は3か月後くらいにでるそうです。逝去時に共同通信
から配信された拙稿(西日本新聞など掲載)を参考のため再添付します。ことしは
時間のうつろいがずいぶん重くゆっくりだなと、けふ階段練習をしながらおもいま
した。それに、よくひとが亡くなります。

西日本新聞2日朝刊.JPG






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2017年08月20日

末人


◎こんにちは!みなさん。

けふ、階段練習をしていて、ふとおもひました。ハトの
糞のちらばる踊り場で。「末人」について。そして、その
ことをれんさいエッセイで書くことにしました。それはく
だりの練習中のことでした。のぼりのときは、もう息があ
がってしまい、わすれていました。
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2017年08月19日

新書


◎『沖縄と国家』紹介記事

目取真俊さんとの対談『沖縄と国家』(角川新書)の紹介記事が、
今朝の日経新聞に載りました。短信ていどの紹介ですが、簡にし
て要をえるとはこのこと。贅言はいらないのです。売れなくて
結構。読むひとは読み、読まないひとは読まなくてよいのです。
対談での目取真さんの印象とともに、この記事も気に入りました。
「暴力」はミスリードではありません。

沖縄と国家 日経紹介.JPG





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2017年08月08日

やまゆり


◎山梨日々新聞掲載記事

共同通信配信の拙稿がどの新聞に掲載されたか、
ぜんぶは把握できません。おなじ内容ですので
紹介はこのへんにしておきます。書いても書いても
書き足らず、非力をさとるのみです。

やまゆり・山梨日々.jpg
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配信記事


◎中国新聞掲載エッセイ

重度障害者殺りくにかんする拙稿を中国新聞が
掲載しました。2017年8月6日(日)原爆記念日
の紙面です。

やまゆり・中国新聞.jpg
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やまゆり


◎京都新聞の紙面

2017年8月5日付の京都新聞掲載エッセイです。友人に送ってもらいましたが、
横長の記事を縦になおせず、そのままはりつけます。すみません!
やまゆり・京都新聞.pdf
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2017年08月04日

相模原事件


◎相模原事件の共同通信配信原稿

仮タイトルは「共同体の見えない異界
ーー相模原事件1年後の視座」です。
本日あたりから掲載がはじまるとのこと
です。


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カバー


◎新書カバー

角川新書『沖縄と国家』のカバー写真がとどきました。

沖縄と国家カバー2.jpg

沖縄と国家カバー.jpg
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2017年08月02日

やまゆり


◎やまゆり園

昨日、やまゆり園にいきました。それじたいに、別種の罪を感じました。
だれもいませんでした。ただ、音のない暗がりに、ひとびとの声が詰まって
いました。帰り、ひどい雨になりました。

事件については以前も寄稿しました。本日、新しい原稿が共同通信から
配信されたはずです。書いても書いても、書ききれるものではありません。
深さはもとめられないし、望まれていない気がします。

殺されたものの眼にはなにがみえていたのか、みえていなかったのか…
どしゃ降りのなかで、かんがえました。「それらを存在させる存在そのもの」
の意味と有無をおもいました。

この世の「普通」と「善意」ーーにこそ、真性の狂気があるのではないで
しょうか。




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2017年07月28日

最終回


◎連載詩篇「純粋な幸福」が完結

2017年7月下旬発売の「現代詩手帖」(思潮社)
8月号が連載詩篇「純粋な幸福」第4回〈明滅〉を
掲載しました。これで完結です。

純粋な幸福4.jpg

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