2024年02月08日

風車

風車.jpg

犬とカフェ。犬、日一日と痩せていく。紙の犬。
ペラペラだ。寝てばかり。ペーパードッグ。息を
してるか窺う。腹を覘く。起こさぬように。

パレスチナ自治区ガザ地区。2月1日時点の死者数
2万7千人を超えている。何ということだ!
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2024年02月07日

残雪.jpg

父母の夢はあまり見ない。夢では、いつもなにか探している。
或いは行き方知れず半透明の闇をあてどなく歩いている。闇は
昔日のハノイから流れてくる。或いはまた、無人の屋上駐車場。
色がない。或いは信号のない四つ辻。昔のベトナムか。ハノイで
闇に泥んだ。闇を吸い闇を吐いた。方々彷徨ったけれどハノイの
闇が最も躰に合った。ハノイの他には闇など一塊もなかった。
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2024年02月06日

馬頭

馬頭.jpg

「国家が国家という形式において、その本質に固有
の形で宗教から解放されるのは、国家がその国家の
宗教から解放されるときである。」(『ユダヤ人問題
に寄せて/ヘーゲル法哲学批判序説』)

しかしながら、「国家の宗教」から解放された国家を
われわれは今日に至るも見たことがない。

高見順「いやな感じ」。ムカシトカゲ。
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2024年02月04日

出撃

出撃.jpg

「あるがままの人間を愛するヒューマニスト、かくあるべき人間を
愛するヒューマニスト、相手の同意を得て人間を救おうと欲するヒ
ューマニスト、相手の意志に反しても人間を救おうとするヒューマ
ニスト、 新たな神話を創造しようとするヒューマニスト と、古い神
話で満足するヒューマニスト、人間における死を愛しているヒューマ
ニスト、人間における生を愛している ヒューマニスト、いつもいつも
冗談 ばかり言う陽気 なヒューマニスト、とくに葬式で 出会う陰気な
ヒューマニスト。 彼らはみな互いに 憎み あっている。」

レーニン没後100年。





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2024年01月29日

羽化

羽化.jpg

羽化の意識。夜半、徐々に、徐々に硬くなる透明な翅。
幽き残忍。
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2024年01月28日

きんつば.jpg

夜。青白い羽化。屍体に馬乗りになり。明日から。

「けれどもヒューマニストはほかにもいる、 うじゃうじゃいる」
(『嘔吐』)





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2024年01月25日

死刑への回路

死刑への回路.jpg

「責任能力」とは何だろう。わたしはあなたはかれは「責任
能力」を有しているだろうか。死刑判決がでると安堵すると
いう心性と慣性・・・。このクニの死刑への仄暗い回路は怪しい
善民によって支えられている。なぜ生かしておくのがいけない
のか?
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2024年01月24日

狂者

小川.jpg

「狂者の膨大な言説は、すべて雑音に帰されていました。
そして 狂者 には、象徴的なやり方でのみ発言が許されて
いました。つまり狂者は、仮面をつけた真理の役を演じる
者として、武装解除され赦免されて舞台に上げられていた
のです。」(『言説の領界』)

ナナちゃんが吹雪のなかを歩く。ナナちゃんには歯がない。
歯がなくてもネズミを捕らえる。ナナちゃんには感傷がない。




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2024年01月21日

リゾット

1月21日.jpg

「・・・今日において格子が最も狭くなっている領域、数多くの升目が
黒く塗りつぶされている領域、それ は、セクシュアリティの領域と
政治の領域である、と。あたかも言説は、セクシュアリティが武装
解除され政治には平和がもたらされる透明ないし中立的な境域であ
るどころか、セクシュアリティと政治がその最も恐るべき支配力の
うち の いくつかを特権的なやり方で行使する場所の 一つで あるか
のようなのです。 いかに言説が取るに足らぬものと見えるにせよ、
言説に課される禁忌は、非常に早く、非常に迅速に、言説が欲望およ
び支配力のうちのいくつかを特権的なやり方で行使する場所の 一つで
あるかのようなのです。・・・」(『 言説の領界』)

ハナちゃんもあの地震に怯えたであろう事は言うまでもない。彼女に
は歯が1本も残っていない。しかし、それでも雪のなかネズミをとりに
でかけ、大抵狩りに成功して帰ってくる。おそらく歯のない歯茎でネ
ズミを噛み(押し)殺すのだろう。ネズミは生暖かな圧力を一瞬「好
意」と誤解するのかもしれない。ハナちゃんは人にもネコにも媚びず、
独りを好むのだそうだ。ハナちゃんには鍛えられた孤独が漂う。


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2024年01月18日

「死にまみれた新年・・・」

死にまみれ.jpg

なにもよいことはない。ずっとグッタリしている。「月の子」が送っ
てきたメールだけはよかった。元気になるような話じゃないのに、頭
がシャキッとした。気張った中身じゃない。身内、友人、知人らが
ボロボロと死んでいくという話。気がついたら側で寝ていた夫が死ん
でいた。目玉を押してみる。弾力がない。さっぱりない。内側から返
ってくる力が。泣くよりさきにそれに魂消る。ガザのことなんか一言も
書いてない。ただ、「死にまみれた新年」ですね、とため息だけ。

格好のいいこと、歯切れのよすぎること、調子のよいこと、もっともな
ことを言わない。無論、ネタニヤフを殺れなどと(殺ってもよいのだが)
書かない。つまらないからだ。

何年か前、大きな椎茸を頂戴したのだ。ダーリンがいたころ。焼いて食っ
たよ。人肉みたいにうまかった。メールを読むうち、あの味がじわっと
喉に湧いてきた。「死にまみれた新年」どころでないな。今後はさらに逃
れがたく死にまみれるだろうさ。
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2024年01月17日

不分明

紺碧.jpg

いろいろなことがよく分からなくなってきている。言葉。
分かろうとする気力も失せつつあるのかもしれない。衰微
というのか。「月の子」の言葉はおもしろかった。ひとり、
ひとり、ひとり・・・。消えてゆく話。なべては衰微している
のだから言葉も萎めばいい。

スリッパの右が壊れる。右側のスリッパ。鳩はだいぶ減った。
『ブリキの太鼓』!


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2024年01月05日

1月5日

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銀行手続きで何度もエラーがでてはじかれる。なんだか屈辱
的。同居犬が家出したいという。犬もウンザリしている。

被災地のこと、311のこと。爆撃跡のようだ。

岸田という男の眼には温もりがない。言わば「根生いの温も
り」が欠如している。たった3行ほどの地震関連のコメント
をするのに官僚か側近の書いたメモを読んだりしている。

政治とは犯罪であり、くっせえ口臭の謂いである。良民とは
それらに文句をつけない、嗅覚も聴覚も失った驢馬たちであ
る。

『EO イーオー』(イエジー・スコリモフスキ監督)。観たい。




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2024年01月03日

ユダヤ人問題

パッド.jpg

マルクス『ユダヤ人問題に寄せて/ ヘーゲル法哲学批判序説』
( 中山元・訳)「しかし宗教が存在するということは、ある欠
乏が存在するということであるから、こうした欠乏の源泉は国家
そのものの本質のうちに求めるしか ないだろう。わたしたちには、
宗教とは世俗的な偏狭さの原因ではなく、その現象にすぎないよう
にみえる・・・」

犬と昼寝。爆笑問題のあの男はどうしてあんなに暗い眼をしている
のだろうか。カラスの肛門のような、不吉な眼。

『コレラの時代の愛』2

ソマリアのロバのこと。ティアラのこと。



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2024年01月02日

不吉なもの

羽田.jpg

「言説がもちうる特異なもの、恐るべきもの、そしておそらくは不吉
なものを外側から考慮する必要なしに、そもそもの最初から言説の向
こう側に自らを見いだしたいという欲望がある、と・・・」

年が明けてからもう数年が経った気がする。すでに約束されている。こ
れからかつて見たことも想像されたこともない禍事がやってくる、と。

そうさ、戦争もしていれば漫才も競馬もやっている。同時的に。生真面
目に。
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2024年01月01日

言葉

2024年1月1日.jpg

以下の言葉がすきです。なぜでしょうか?発話者の痛み、辛さ・・・
それではないでしょうか。それらが言表を詩に変えているからでは
ないでしょうか。躯の痛みを、辛うじて言葉が救っているからでは
ないでしょうか。躯という時間体に開いた「黒い穴の苦痛」を言葉
が程よく埋めているからではないでしょうか。なにより語りに強ば
りがないからではないでしょうか。

「言葉を発するよりもむしろ、言葉に包まれて、あらゆる始まりの
彼方へと運ばれてしまえばよかったのに。私が話し始めるずっと前
から名を持たぬ一つの声が私に先んじていたことに気づいていたら
よかったのに。そうすれ ば 私は、まるでその声の一瞬の中断によっ
て合図をもらったかのように、話をつなぎ、話を続け、人に気づか
れることなく話の隙間に住まうだけでよかったでしょう。そうなれば、
始まりなどないことになるでしょう・・・」(ミシェル・フーコー
『言説の領界』)

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2023年12月31日

終わりのフーガ

テラスの花231231.jpg

吐息の終いの結び目。雪。

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晦日のテラス

晦日のテラス.jpg

「襤褸は寝ている野良犬・野良猫・古下駄どもの入れかわり
立ちかわる夜の底まひるの空から舞い降りて襤褸は寝ている
夜の底・・・」(山之口 貘)


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2023年12月30日

ネタニヤフ

イスラエル軍事指導部のジェノサイドは世界史にまたも
奈落の1頁を開いた。手をこまねいているのは怠惰の証だ。
例えば、ネタニヤフへのテロ攻撃は、この場合、致し方な
いと言うべきだろう。あるいは、万やむをえない、と。

また、バイデン政権は「米帝国主義」と、古き懐かしい呼称
で呼ばれても致し方ない。めっきり足腰が弱くなったものの
、思えば米国は今も昔も米帝国主義なのである。
posted by Yo Hemmi at 23:28| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月29日

『赤い砂漠』

「多かれ少なかれ皆病んでる・・・」
posted by Yo Hemmi at 23:13| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月28日

また『嘔吐』

夕べ.jpg

「 インクの匂い。紙が指のあいだで皺くちゃになる。
破廉恥漢は逃走した。女の子は強姦された。遺体が発見
された、 泥のなかで痙攣する指。私は新聞を球のように
まるめる、新聞の上で痙攣する私の指、インクの匂い、
ああ、今日はなんと物が強烈に存在するのだろう。リュシ
エンヌちゃんは強姦された。絞め殺された。彼女の身体は
まだ存在している、傷つけられた肉体が。」(鈴木道彦・訳)

視床痛。呻る。理由のない、根拠も主体も加害も被害も共感
も同情もない、しかし純粋な責め。笑おうとしてみる。口角、
ゆがむ。歪むといふ漢字のバカらしさ。

荷風『断腸亭日乗』昭和22年は実に興味深い。ニッポンの
軍人より占領軍の米兵の方が段違いに礼儀正しいとある。



posted by Yo Hemmi at 17:39| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月27日

レヴィナス

窓ガラス.jpg

「存在者の知解は、存在者の彼方に、まさに《 開かれたもの》
のなかにおもむくことである。」

ラヂオを弄る。犬がご飯にせよと言いにきた。

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2023年12月25日

殴打

殴打.jpg

「彼らはたしかに私の心を打つ。だがまた、いくらかうんざり
もさせるのだ。私は彼らをひどく遠くに感じる。」

ネタニヤフという男を思い切り殴りたい衝動。右手はダメだから
左手で。追いかけ回して。それでは何も済まないけれども。
それで済むという問題はなにもない。

ヘルパーさんが鶏のモモ肉を買ってくる。昼寝していた犬が
ムックリ起き上がる。

眠い。犬がご飯にして下さいと囁く。わかった。

「人肉を食はずんば 生き難しとせよ。汝とともに人肉を食 はん。
人肉を食うて腹鼓然たらば、汝の父母妻子を始め、隣人を愛する
に躊躇することなかれ。」(芥川「大正十二年九月一日の大震に
際して」)


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2023年12月24日

光と虚無

シェーバー.jpg

「私たちが光のなかにいるということは、虚無のなかで事物と
出会うということである。光は暗闇を追い払うことで事物を出
現させ、空間を明け渡す。」

すべての知識は追憶。なべて新奇のものは忘却。「やめてくださ
い」

「準‐主体」( quasi-sujet)
セイヨウオトギリ
偽薬群


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2023年12月22日

9条死滅

ヌッポン政府が武器輸出を制限していた防衛装備移転3原則と
運用指針を改定し、大幅に規制を緩和した。これに基づき、
地対空ミサイル「パトリオット」の米国への輸出を決め、殺傷
能力のある兵器の完成品の輸出を解禁した。

9条は死んだ。すでに死に体ではあったが。
The End .
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エマニュエル・トッド

「皮肉な言い方をすれば、今回 生じた〈最大のスキャンダル〉とは、
これまで〈アメリカの専売特許〉だった他国への侵攻をロシアが行な
ったことでしょう。」(『第三次世界大戦はもう始まっている』)

『霧の犬 a dog in the fog』(鉄筆)について日曜日に提案するかも
しれない。わからない。気分次第。

いずれにせよ、眼や目ヤニや肛門をつけた生き物が、もっともらしい
ことを喋るというのは愛らしい≠ニ言うべきだ。
 


.
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政治と口臭

政治は口臭である。ドブのような口臭者の所業である。例外は
ほとんど、あるいは、まったくない。問題は堪えるか、慣れる
か。嗅覚を除去するか。政治部記者の口臭にも注意せよ。
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2023年12月21日

徐京植さんを悼む

驚いた。徐京植(ソ・キョンシク)さんもこの世を見限った。
拙著『1★9★3★7(イクミナ)』(角川文庫)に解説「ひとつ
の応答ーー魯迅を補助線として」を寄せていただいた。異様と
言えるほど熱のこもった解説であった。この世が徐京植さんを
見限ったのではない。あきれ果てて彼の方がオサラバしたのだ。

徐さんは『1★9★3★7』に解説を寄せておきながら「これは解説
ではなく〈応答〉である」とただならぬ気迫で身構えた。『1★9★
3★7』につよく反応し、ほとんどけんか腰で何かを挑んできたのだ
った。それは歴史と「個」の関係について1ミリの弛緩も許さぬと
いう気合いであったろう。

『1★9★3★7』は徐京植さんの全神経をこれ以上はあり得ぬほど刺激
してしまったのだった。そのことをわたしはいま、こういう場合に用い
る言葉ではないのだろうが、「光栄」に感じている。にしても、いま逝
く者らの後ろ姿を垣間見て、「時宜にかなっている」と得心するわたし
はどこか狂っているのか。
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2023年12月20日

『まわり道』

ヴェンダース『まわり道』(1975年)の女優を見たことが
あると、よい芝居だったので気にしていたら、ナスターシャ・
キンスキーだった。美しい。このころが一番美しかったのかも
しれない。1月24日生まれ。わたしの犬と4日違い。
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2023年12月19日

蓮見さんのこと

彼は喧嘩が強かった。きれいな喧嘩だった。最前列にいた。
逃げなかった。血で手から棒が離れないように布で縛っていた。
「頭を殴るな。ケツをやれ」。落ち着いていた。が、顔は青
ざめていた。恐怖からでなく体調がよくなかったからだろう。
彼はわたしを「きみ」と呼んだ。わたしは彼の振るまいを見て
暴力が好きになった。わたしは暴力的で、彼はそうではなかった。
わたしは発作的で、彼は(知るかぎり)静かだった。少しも
歪んではいなかった。
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2023年12月18日

世界のたそがれ

「ひとつの世界のたそがれにあって、世界のおわりというふるい
強迫観念がよみがえる」

悪意ーー役立たずの古い蜘蛛の巣のような。

『スタシスーー政治的パラダイムとしての内戦』

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追悼

蓮見清一さんを悼む

学生時代、大変お世話になった。剣道をやっていたからだろうか
、姿勢がピンと正しかった。常に清しい先輩であった。一緒にラ
ーメン屋の出前のバイトをした。食うや食わずのころ、早稲田
通りの食堂でカツレツをごちそうになった。三畳の下宿に泊ま
りにきたこともある。将来について話した。どうぞ安らかに・・・。
遠からず会いにゆきます。

辺見庸

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2023年12月17日

言説の武装解除

「・・・言説に対し、言説を称えながらもそれを武装解除す
るような一つの場所がしつらえられているということ・・・」

だと思う。

ヴィム・ヴェンダースが言う。不安と憂鬱はなくさない方が
いい。

そう思う。
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存在

12月17日の眺め.jpg

火曜日 書くことは 何 も ない。存在した。
水曜日 紙のテーブルクロスの上に、太陽の光が
輪を作っている。」

わたしはラジオのリモコンをポケットに入れた
まま部屋をうろつく。誰にも特に不満はない。
支援を強化しないとウクライナは敗戦する可能
性がある・・・。17時のNHKニュースが聞こえる。
喉が締め付けられるような苦しみも悲しみもない。
怒りもない。窓。徘徊老人の脳内みたいな、オレン
ジ色の夕焼け。それがわたしの頭蓋にドロリと
流れ込んでくる。直に犬が呼びに来るだろう。

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けふの池.jpg

「麻痺の中心」とダブリン。

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2023年12月15日

皮膚

「お終いだ。傷の まわりの皮膚は錆びたように見える。
皮膚の下には、他の感覚と似たような微かな感覚しか残っ
ていないが、それはたぶんいっそう味気ないものだ」

MCに乗ると頭も躯もかき乱される。振動を「弱」に変えた。
ラジオを買った。少し興奮する。

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バーニー・サンダース

"Israel is losing the war" of worldwide public opinion,
Sen. Bernie Sanders says.
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「言説の領界」

「私が 話し始めるずっと前から名を持たぬ 一つの 声が
私に先んじていたことに気づいていたらよかったのに。
そうすれば私は、まるでその声の 一瞬の中断によって合
図をもらったかのように、話をつなぎ、話を続け、人に
気づかれることなく話の隙間に住まうだけでよかったで
しょう」(M.Foucault)

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2023年12月14日

Chris Hedgesのスピーチ

Chris Hedges
The Chris Hedges Report
Nov 4, 2023

私はイスラエルにおけるユダヤ人ファシズムの誕生を取材した。出馬を禁じられ、1994年に非合法化され、イスラエルとアメリカからテロ組織と認定された過激派カハネ党について取材した。右翼のアメリカ人から多額の資金援助を受けていたベンヤミン・ネタニヤフが、パレスチナ人との和平交渉を進めていたイツハク・ラビンの対抗馬として立候補したとき、私はその政治集会に出席した。ネタニヤフ首相の支持者たちは「ラビンに死を」と唱えた。彼らはナチスの制服を着たラビンの肖像画を燃やした。ネタニヤフ首相はラビンの模擬葬儀の前を行進した。

ラビン首相は1995年11月4日、ユダヤ教狂信者によって暗殺された。ラビンの未亡人レヒアは、夫の殺害をネタニヤフ首相と彼の支持者たちのせいだと非難した。

1996年に初めて首相に就任したネタニヤフは、アビグドル・リーバーマン、ギデオン・サール、ナフタリ・ベネット、アイェレト・シェイクらユダヤ人過激派の育成に政治キャリアを費やしてきた。彼の父ベンジオンは、ベニート・ムッソリーニが「優れたファシスト」と呼んだシオニストの先駆者ウラジーミル・ジャボチンスキーの助手として働き、ユダヤ人国家に歴史的パレスチナの全土の奪取を呼びかけたヘルト党の指導者だった。ヘルト党を結成した人々の多くは、イスラエル建国を実現した1948年の戦争中にテロ攻撃を行った。アルベルト・アインシュタイン、ハンナ・アーレント、シドニー・フック、その他のユダヤ人知識人は、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された声明の中で、ヘルト党を「その組織、方法、政治哲学、社会的アピールにおいて、ナチスやファシストの政党に酷似した政党」と評している。

シオニスト・プロジェクトの中には、常にユダヤ人ファシストの系統があった。今、それはイスラエル国家を掌握している。

ホロコーストの生存者であり、イスラエルにおけるファシズムの第一人者であるゼブ・シュテルンヘルは、2018年にこう警告した。シュテルネルはさらに、「イスラエルのファシズムが拡大しているだけでなく、ナチズムに似た人種差別が初期段階にあることがわかる」と付け加えた。

ガザを消滅させるという決定は、カーハネ運動の後継者であるイスラエルの暗号ファシストたちの長年の夢だった。連立政権を構成するユダヤ人過激派は、毎日何百人ものパレスチナ人が命を落としているガザでの大量虐殺を指揮している。彼らは自国のファシズムの図像と言語を擁護している。ユダヤ人のアイデンティティとユダヤ人のナショナリズムは、血と土のシオニスト版である。ユダヤ人至上主義は神によって神聖化され、ネタニヤフ首相がイスラエル人に虐殺された聖書のアンモン人になぞらえたパレスチナ人の虐殺も同様である。絶滅の対象となる敵(たいていはイスラム教徒)は、悪を体現する人間以下の存在だ。暴力と暴力の脅威は、ユダヤ人ナショナリズムの魔法の輪の外にいる人々が理解できる唯一のコミュニケーション形態である。何百万人ものイスラム教徒やキリスト教徒(イスラエル国籍を持つ者も含む)が粛清されることになっている。

2023年10月13日付でイスラエル情報省から流出した10ページの文書では、ガザ地区の230万人のパレスチナ住民をエジプトのシナイ半島に強制的かつ恒久的に移送することが推奨されている。

パレスチナ人の全面的な根絶と民族浄化を求める血も凍るような声を真剣に受け止めないのは重大な間違いだ。このレトリックは大げさなものではない。文字通りの処方箋なのだ。ネタニヤフ首相は、後に削除されたツイートで、ハマスとの戦いを「光の子と闇の子、人類とジャングルの掟の戦い」と表現した。

このユダヤ狂信者たちは、パレスチナ問題に対する最終的な解決策を始めた。国連の人道支援事務所によれば、彼らは最初の2週間の攻撃でガザに12,000トンの爆薬を投下し、ガザの住宅の少なくとも45%を消滅させた。彼らは、ワシントンにさえ迂回させられるつもりはない。

『ニューヨーク・タイムズ』紙は、「イスラエルの指導者たちが、軍事作戦の代償として大量の民間人の犠牲を許容できると考えていることは、アメリカ政府関係者にも明らかになった」と報じた。

「アメリカ側との私的な会話の中で、イスラエルの高官たちは、第二次世界大戦中、アメリカや他の連合国が、ドイツや日本を打ち負かそうと、広島と長崎に原爆を投下するなど、いかに壊滅的な爆撃を行ったかについて言及した」と同紙は続けた。

目標は、パレスチナの汚染物質を取り除いた「純粋な」イスラエルだ。ガザは荒れ地になる。ガザのパレスチナ人は殺されるか、国境を越えてエジプトの難民キャンプに強制収容される。パレスチナ人が追放されれば、メシアの救済が行われる。ユダヤ人過激派は、アル・アクサ・モスク(イスラム教徒にとって第3の聖地であり、紀元70年にローマ軍によって破壊されたユダヤ教第2神殿の跡地に建てられた)を取り壊すよう求めている。モスクの代わりに「第3の」ユダヤ教寺院が建設されることになっており、この動きはイスラム世界を熱狂させるだろう。狂信者たちが「ユダヤとサマリア」と呼ぶヨルダン川西岸は、正式にイスラエルに併合される。イスラエルは、超正統派のシャス党と統一律ユダヤ教党が押し付ける宗教法によって統治され、ユダヤ人版イランとなる。

パレスチナの土地をイスラエルが完全に支配するようになるのは、すぐそこだ。イスラエルの違法なユダヤ人入植地、軍事制限区域、閉鎖された高速道路、軍の施設は、ヨルダン川西岸の60%以上を占拠し、パレスチナの町や村を環状のゲットーに変えている。イスラエル市民や占領地に住むパレスチナ人を直接的、間接的に差別する法律は65以上ある。ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ人の無差別殺戮キャンペーンは、家屋や学校の取り壊し、残されたパレスチナ人の土地の接収とともに、多くは悪質なユダヤ人民兵によるものである。10月7日のハマスによる侵攻以来、ヨルダン川西岸では133人以上のパレスチナ人がイスラエル軍とユダヤ人入植者によって殺害され、何千人ものパレスチナ人がイスラエル軍によって検挙され、殴打され、屈辱を受け、投獄されている。

イスラエルは同時に、支配者であるユダヤ人ファシストの狂ったビジョンを受け入れることを拒否し、国家の恐ろしい暴力を糾弾する「ユダヤ人の裏切り者」に牙をむいている。ジャーナリスト、人権擁護者、知識人、芸術家、フェミニスト、リベラル派、左翼、同性愛者、平和主義者など、ファシズムのおなじみの敵はすでに標的にされている。ネタニヤフ首相の計画によれば、司法は無力化される。公的な議論は衰えるだろう。市民社会と法の支配は存在しなくなる。不忠者」の烙印を押された者は国外追放される。

ファシストは生命の尊厳を尊重しない。自分たちの部族であっても、人間は自分たちの狂ったユートピアを建設するための消耗品なのだ。イスラエルで権力を握っている狂信者たちは、ハマスが拘束している人質を、イスラエルの刑務所に拘束されている何千人ものパレスチナ人の人質と交換することができた。そして、ハマスの過激派がイスラエルに侵入してからの混乱した戦闘の中で、イスラエル軍はハマスの戦闘員だけでなく、イスラエルの捕虜も一緒に標的にすることを決めたという証拠がある。

10月7日のハマスによるイスラエル南部への奇襲攻撃に関するイスラエルの目撃者によるいくつかの新しい証言は、イスラエル軍がパレスチナの武装勢力を無力化するために戦いながら自国民を殺害したことを示す証拠が増えている」とマックス・ブルメンタールは『グレーゾーン』に書いている。

キブツ・ベエリの警備チームのメンバーであるトゥヴァル・エスカパは、キブツの住民とイスラエル軍を調整するためのホットラインを開設した、とブルメンタールは指摘する。

エスカパはイスラエルの新聞ハアレツに、絶望が訪れ始めると、現場の指揮官たちは難しい決断を下した。

同紙は、イスラエルの司令官たちは、ガザへのエレズ交差点内にある自国の施設に対して、「空爆を要請せざるを得なくなった」と報じている。その基地には、イスラエル民間管理局の将校と兵士が収容されていた。

イスラエルは1986年、ヒズボラによって2人のイスラエル兵が捕らえられたことを受けて、ローマ軍に捕らえられるよりも自らを毒殺したカルタゴの将軍にちなんで名付けられたと思われる「ハンニバル指令」と呼ばれる軍事政策を制定した。この指令は、捕虜となった兵士や民間人を殺害する犠牲を払ってでも、最大限の武力行使によってイスラエル軍が敵の手に落ちるのを防ぐことを目的としている。

この指令は、「保護的エッジ作戦」として知られる2014年のイスラエルによるガザ攻撃の際に実行された。2014年8月1日、ハマスの戦闘員がイスラエル軍将校ハダー・ゴルディン中尉を捕らえた。これに対してイスラエルは、彼が拘束されていた地域に2,000発以上の爆弾、ミサイル、砲弾を投下した。ゴルディンは100人以上のパレスチナ市民とともに殺害された。この指令は2016年に取り消されたとされている。

ガザがスタート。次はヨルダン川西岸だ。

パレスチナの悪夢を応援するイスラエル人は、やがて自分たち自身の悪夢に耐えることになるだろう。

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クリス・ヘッジス

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クリス・ヘッジス(Chris Hehges)を忘れていた。ジュリアン・アサンジ
の擁護者。ネタニヤフ政権と米政府の嘘を暴き続けるいま最もまっとうな
ジャーナリスト。けふSさんが声をかけてくれて思い出した。こういう人間
もいることを忘れてはいけない。
https://youtu.be/ly6lfhOxTe0

『戦争の甘い誘惑』(河出書房新社)を読んだことがある。クリス・ヘッジ
スはバーニー・サンダースの友人である。甘くはない。米国の偽善を遠慮会釈
なく暴き倒す。ピューリッツァ賞受賞のキャリアだから言うのではない。クリ
ス・ヘッジスに改めて耳を傾ける。

「ユダヤ・ファシズム」は打倒されてしかるべきだ。
posted by Yo Hemmi at 17:45| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月13日

Diana Krall

Diana Krall の歌う Sorry Seems to Be the Hardest Wordは
よい。Diana Krall の歩き方ときたら、痺れる。
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Woolf

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「波はしばしためらい、そして無意識のうちに息をする
眠り人のごとく、深い吐息を漏らしながらまた退ってい
った」。すさっていった、と訳者の森山恵さんは読ませ
ている。落ち着く。「波」。美しい。

マッサージチェア。うたた寝。月内に死刑執行があるので
はないか。己の死に備えよ。

「パレイドリアの森」




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2023年12月11日

フーコーの顔貌

フーコー.jpg

見かけは大事だ。ミシェル・フーコーの顔が好きだ。
チョムスキーと対談しているフーコー。チョムスキー
を顔でも圧倒していた。見かけは本質と地続きである。
フーコーの顔にはそこはかとない哀しみがある。チョム
スキーがついに想像もできない哀しみ。
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2023年12月10日

毎日放送

毎日放送出演について

■放送時間:12月10日(日)20:00−20:58
■タイトル:「作家・辺見庸が語る21世紀のパンセ〜新しい戦時下について」
■関西でのラジオ放送
■ネットは関西エリアは「radiko」、関西以外は「radikoプレミアム」(有料)
で聴くことができるそうです。
 https://radiko.jp/
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2023年12月09日

屋上無人駐車場

マルク.jpg

1920年代のドイツでは1ドルが4兆2000億マルクだった
ことがある。かつてベオグラードで1杯1億ディナールの
コーヒーを飲んだ。

ニッポン。政治は犯罪の始原である。而して年末までに
死刑執行をしないか怖れる。

屋上駐車場。無人。車もありはしない。夜か。朝か。
posted by Yo Hemmi at 23:57| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月08日

第3幕

三文オペラ.jpg

須藤さんと話していて、『三文オペラ』が現代に切り込む
極めてラディカルな作品なのだと得心。1928年初演なのだが
まるで今日を切開しているようだ。第3幕はとくにドキドキする。
「銀行襲撃と銀行設立の違いは何なのか?」
「悪事に寛容であれ」

欧州には当時からファシズムの妖気が漂っていた。
ベルイマン『蛇の卵』

ガザの死者1万7千人!巨大な犯罪を拱手傍観する「知」は知たり
えず無知であり無恥だ。

悲鳴と哄笑の混在。「施療院の穏やかさ」( une douceur asilaire)

posted by Yo Hemmi at 15:17| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月07日

内臓のないクニ

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「 虱のように醜く気が 狂ったように機知に富み、悪事の知識にかけては
百科全書に匹敵する」

関東大震災時の朝鮮人虐殺。松野官房長官「記録が見当たらない」。
このクニには、言わば、内臓がないといふことだ。

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2023年12月06日

「開かれ」

開かれ.jpg

ジョルジョ・アガンベンの『開かれーー人間と動物』第3章冒頭のアフ
ォリズムにはアレクサンドル・コジェーヴの「いかなる動物もスノッブ
たりえない」といふ当たり前が掲げられている。けれども、同居犬(♀、
来月15歳)は時々、自覚的なスノッブとなり、わたしを苦笑させる。犬を
舐めてはいけない。同時に、アガンベンを舐めてはならない。流行り廃り
を無視しよう。

寒いので厚地のフード付きパジャマを買う。グレー。暴力的反抗がやむを
えぬ場合がある。イスラエル軍事指導部に対し。そう遠からず核戦争はあ
るだらう。否定的期待!

アガリクス入りのドッグフードが明日届く。余命1週間と2度まで告げられ
たけれど、膵炎もものかは、冗談を言い合うわがツレアイへのクリプレ。

須藤さんと知りあい(といふほどでもないが)、ブレヒトが好きだったこと
を思いだす。
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2023年12月04日

ポグロム

その象.jpg

バルザック「歩き方の理論」。

カール・マルクス「ユダヤ人問題に寄せて」

「ユダヤ人もその本質からして、解放されることができない。 国家が
キリスト教的でありつづけ、ユダヤ人がユダヤ人でありつづけるかぎり、
どちらも他者に解放を与えることも、みずから解放されることもできな
いのである。」(1843年)

「ブルーノ・バウアーは彼らに答える・・・」と前置きすべきか。

8番ラーメン食いたい。

「ドイツでは政治的に解放されている人など、 一人もいないの
だ。 われわれ 自身が不自由なのだ。その不自由なわれわれが、
どうやって君たちを解放できるというのだろう。」

posted by Yo Hemmi at 14:52| お知らせ | 更新情報をチェックする

2023年12月03日

金魚死す

金魚死す.jpg

BBC制作『アウシュヴィッツーーナチスとホロコースト』を観たのは、
その上でネタニヤフ政権のパレスチナ人殺戮、ドイツ政府のイスラエル
支持を考えてみようとしたからだ。ダメだ。否だ。ネタニヤフ政権も
バイデンもドイツ政府も犯罪的間違いを犯している。

『True History of the Kelly Gang』(Justin Kurzel監督)!

リビングの日溜りとそこでくつろぐ犬に多幸感を感じる錯覚。彼女は
来月15になる。

テラスから駅のホームを見おろすのはスリリングだ。
posted by Yo Hemmi at 14:41| お知らせ | 更新情報をチェックする