2023年02月19日
2023年02月17日
2023年02月03日
パスワード
本人証明はどうすればいいか。登録時の暗証番号だといふ。4桁。
半世紀前だ。忘れた。本人だが本人とは認められない。暗証番号
のほうが本人より「有効」なのだ。バカげている。ブレヒトはす
でにそうした社会の到来を予想していた。4桁の暗証番号を3回ま
ちがえた。アウト。ネットバンキングは使えなくなった。作り直
しに2〜3週間かかります。ブレヒトは、本人よりもパスポートが
存在証明である滑稽を皮肉ったのだった。『亡命者の対話』。ふ
ざけやがって。総員詐欺社会でしょ。はじけなければならない。
国家も政治も満遍なく「オレオレ詐欺」ではないか。はじけなけ
ればならぬ。ね、さーちゃん。あんたがだれだっていいのだ。証
明書が有効かどうか。それだけが重要だ。夜、カドカワ問題でま
たハラタツノリ。石井裕也監督は「殺意」すら感じるという。同
感である。極めて愚かで著しく品位を欠く出版社じゃのう。儲か
りゃなんでもやる。裸踊りでも。儲からなければビタ一文出さな
い。こんなものなくていい。にしても、夏野とかいふ社長には
呆れる。出版人の風上にも置けない。お前ごときに拙著を売って
ほしくない。
posted by Yo Hemmi at 16:45| メモ
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2023年02月02日
寒空
I市の夜がどれほど暗かったかについてNに話した。Nは黙って聞いていた。
古いドブのようにドロリと暗かった。ハノイの暗さとは違う、何かが約束さ
れた闇であった。なにかよくないこと。Nは新潟経由で車を飛ばしたらしい。
シトロエンか。住吉。南地。ナンチ。難地。天窓の月。コーヒー色の海。
馬のいない、馬の臭いのする厩舎。船乗り。刺青。とても、とても、とても
貧しい娼婦たち。黄金湯。新田町。松林。長い堤防。右はパルプ工場。左は
灯台。カナギッチョ。トロッコ。血のついた新聞紙。体液。ンメダヅオダズ
ナヨ。イズイデス。アベ!ヤベ!アベマショウ。ゴシャガレッカラ。ンメダ
ヅ、ケッカ(おまえたち、帰るか)? N、静かに泣いた。N、君の責任では
ないのだ。泣くな、N。
posted by Yo Hemmi at 16:15| メモ
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2023年01月31日
2023年01月28日
2023年01月26日
逆しま
昨夜思い立って鶏のササミを茹でる。真っ白になったそれを
犬にあたえる。ブロッコリー、ニンジン、サツマイモもあげ
る。犬、驚いておられる。ササミ、ニンジン、ブロッコリー
、サツマイモの順に召しあがる。最後にドッグフード。
納得する。滑川はひえるだらう。さぞかしひえるだらう。けふ、
おいしくないチョコとクソ甘いポートワイン。それで満足する。
残りのボトルをもって、犬とあの土手に行く。背の大きい女の人
が白いスニーカー(新しくて目立つ)でジョギングしている。
幸せなんだか不幸なんだか、わからんちん。わかってたまるか。
夜は鱈と豆腐のチゲらしい。それは、そこだけは、その湯気には、
烈しく嫉妬する。足指のにほひ。
posted by Yo Hemmi at 17:19| メモ
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2023年01月13日
2022年12月16日
補習
Sは不登校になった生徒2人の補習をしているらしい。
とても静からしい。体調不良のため『月』試写をサボ
ることにした。面倒くさい。爪切りがまだ見つからない。
「小バエがホイホイ」購入。早速セット。ハエ取りリボン
も届いたが、「小バエがホイホイ」不首尾の際にセットす
ることにする。石巻出身のNと石巻に行こうと話した。
「さるこや」がまだあるか、凶暴な猿の何代目かがまだい
るか、Nと確かめに行く。中華楼はもうなくなったという。
旅の途次、Nと間違いを犯せれば理想的ではないか。俵屋
で食事したい。窓から北上川を眺めたい。油くさい川面と
陽の照り返しを見たい。けふ、フジが妙に大きかったので
写真を撮った。犬不機嫌。戦争をやりたがっているやつらが
騒いでいる。Nとの石巻行きは約束だったか提案だったか
忘れた。慢性的に眠い。そろそろだな。女子高生コンクリート
詰め殺人事件。蜘蛛の明奈が冷蔵庫の中に入ってしまった。
さっき探したが見つからない。隅っこで失神しているか。
女子高生コンクリート詰め殺人事件は脳みそをひっかきまわ
す。
posted by Yo Hemmi at 17:12| メモ
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2022年12月08日
2022年12月02日
2022年11月28日
2022年11月21日
2022年11月20日
2022年11月14日
2022年10月21日
2022年10月05日
2022年10月04日
まちゃこ
「若いときには若すぎて、年老いてからは老いすぎて・・・」。
いつ、どこで聞いたのだっけ。ごく単純なことがいまさら身
にしみる。好機はいつだって逸せられる。好機は、つまり、
ない。
戦争構造はますます明確になりつつある。報道は当局の言うが
まま。思惑のまま。メディアがさらに挑発≠煽る。報道は
かつてと同様に、あまりにも浅はかだ。
本州を通り越して無遠慮な弾道ミサイルが飛んでいく。なんとか
アラームが鳴る。号外がでる。またぞろ敵基地先制攻撃が唱えら
れる。リアルなはずの出来事がリアルではなく、どこか滑稽で
バカバカしく、ちょっとシュールなのはなぜだろう。
将軍様、やるならちゃんと××を狙え!人民を撃ってはならぬ。
北朝鮮の身になれば、米日韓の軍事挑発こそ恐怖であろう。而して
戦争は大いにありうる。犬たち、猫たちのほうが人より数万倍も賢
い。まちゃこもくーちゃんものんちも福ちゃんも悟空も、高貴な眼
をしている。人はダメだ。
posted by Yo Hemmi at 22:46| メモ
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2022年10月03日
2022年10月01日
2022年08月18日
2022年07月01日
2022年06月30日
2022年06月20日
2022年06月16日
2022年06月12日
2022年06月08日
ネチャーエフ
○古書$ョ理
蜘蛛がカーテンをのぼっていく。刹那、殺意がはしるが
殺さない。大きくなったな、相棒。古書を整理していたら
『ネチャーエフーーニヒリズムからテロリズムへ』
がポコッとでてきたぜよ。ルネ・カナック著、佐々木孝次
=訳。どってことない。
石井恭二さんがやっていたころの現代思潮社刊。1964年初版、
73年3刷。ふっ!『ネチャーエフ』初版のころ、わたしは
現代思潮社でバイトをしていた。編集とかご立派な仕事で
はなく、返本のカバー替えとか、汚れた小口に紙やすりをか
けたりの単純労働だけれど。よく紙で手のひらを切った。
メンタム塗って、ラーメンばかり食っていた。
あのころの現代思潮社は『マルドロールの歌』やら『悪徳
の栄え』やら『コミンテルン・ドキュメント』全3巻やら
『トロツキー選集』やらをだしていて、学生らのあこがれの
まとだった。
「フランス装函入」なんてのがあって『テロリスト群像』も
そうだったな。本は売れようが売れまいが宝物だった。
「おお、ありとある治世の、ありとあらゆる国家の
殺戮者よ、そして馬鹿者よ・・・」
てなコピー(マルキ・ド・サド)もあって、パワハラセクハ
ラマタハラMETOO×××サバイバーラノベなどといふクソガ
イネンはなかった。暴力は書籍的に思考されていた。
posted by Yo Hemmi at 17:21| メモ
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2022年06月06日
2022年06月05日
「飽和攻撃」
○「狂った一頁」
頭痛は昨日おさまったが、腹痛はつづいている。からだといふのは
厄介だ。サーヤ、そうおもひませんか?同居犬が「神経性の腹痛と
ちゃいますか?」と黒い唇をパクパクしていふのである。事情を知
っているのだ。
そんなもんでなおるわけがないのだが、新ビオフェルミンSとエビオ
ス錠をアマゾンで買ふ。部屋がオシッコくさい気がする。なので青森
県産天然ひば油 中栓付き 天然製油ヒバオイルをまく。犬が口をゆが
めてわろてはる。とにもかくにも世は「戦争好きお君」たちの出番で
ある。
おれが犬とバタイユについて話すのと、「飽和攻撃(Saturation attack)」
なる軍事技術をテレビでさも得意げに語るのとで、どちらがよりガイ
キチでせうか。ああ、腹いてえ。見たくもない醜い患部がどんどん剝き
だされてゆく。
posted by Yo Hemmi at 18:26| メモ
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2022年06月03日
2022年05月18日
『自律 Autonomous』
○山之口貘の「ねずみ」を想ふ
生死の生をほっぽり出して
ねずみが一匹浮彫みたいに
往来のまんなかにもりあがっていた
まもなくねずみはひらたくなった
映画『自律 Autonomous』をみた。「ねずみ」を
想った。ねずみはわたしであり、あなたであり、す
べての記憶である。
ねずみは
ねずみでもなければ一匹でもなくなって
その死の影すら消え果てた
兵器を送るだけ送って、参戦はしていないと正義
をきどる米国と、心身ともに病んだロシア。じゃあ
ニッポンはなんなのだ。
たとえば「徴用工」を忘れ、あるいは忘れたふりをし
て・・・。
ある日 往来に出て見ると
ひらたい物が一枚
陽にたたかれて反っていた
『自律』はこころみに言葉を消し、轢かれたねずみを
食う。ありえないのだが、わるくはない80分だった。
posted by Yo Hemmi at 18:11| メモ
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2022年05月15日
2022年05月12日
2022年05月01日
2022年04月28日
2022年04月27日
2022年04月25日
2022年04月13日
2022年03月18日
PSYCHO-PASS
○ゴルゴ13
プーチンをやるならテロは許される。バスに同乗したおっさんが
言っていた。「ゴルゴ13にやってもらえばいい」。プーチンはしか
しロシアではそれなりの支持率という。「第3次世界大戦」「米ロ核
戦争」を面白おかしく語る者たちがいる。戦争狂が明らかに増えてい
る。だれも9条を言わない。わたしは『Q』を書く。アイマスクをして
寝る。目玉のところが凹んだ大きなアイマスク。スナ、動物病院。赤外
線治療。
posted by Yo Hemmi at 00:01| メモ
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2022年03月14日
Article 9 of the Constitution
○で、9条を変えろというのか !?
時勢にあおられて改憲をかたる輩が増えている。待ってました
と言わんばかりに。戦火にアホなオツムを刺激された好戦派が
軍備拡張、核武装を語っている。冗談ではない!
鼻の下に汚らしいpubic hairを生やした自衛隊あがりのおっさん
が自民党の外交部会長だって?ニタニタ笑って戦争を弁じるのは
やめろ。陰毛を顔に生やすのはよくない。
9条死守。それがいい。それでよい。
浅田彰がテレビでしゃべっていた。もっとマシかと思っていたが
つまらなかった。落ち着きのないチビ。ひとりで逃げろよ。
posted by Yo Hemmi at 17:03| メモ
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2022年03月13日
Nuclear Fears Intensify
○ニューズウィーク核戦争特集
見出しは「非核戦争はいつ核戦争に変わるのか──そのときプーチンは
平然と核のボタンを押す」。すべてはプーチンのせいか。深層の破滅願
望。砕かれる世界。「たんに存在することの容赦のなさ」。サルトルは
いまいない。明日もいない。「人間」の破綻。共同体の構造的掟。とで
もいうべきもの。暴力の回帰的性格。マルクス主義といふオプティミズ
ム。途方もない楽天主義。
「・・・もはや悪も善行も感じられず、自らなした禍にさえ喜びを覚えぬ」
posted by Yo Hemmi at 14:08| メモ
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2022年03月10日
ドストエフスキーとプーチン
○惨憺
夜ごとドストエフスキーを読む。かれははいわば「反動的」作家
であった。反ユダヤ主義、アーリア主義、大ロシア主義、反社会
主義・・・。ナチスはドストエフスキーを好んだ。奇妙なことをおも
ふ。悩乱。ドストエフスキーはひょっとしたらプーチンを支持した
のではないか・・・。
文字どおり「画時代」である、いまは。ゾシマ長老の講話は少しも
革命的ではない。逆。反動的である。
世界中の反動分子が蠢きつつある。それでも夜ごとドストエフスキー
を読む。
テロルが吹き荒れるだろう。
posted by Yo Hemmi at 17:58| メモ
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2022年03月04日
にもかかわらず
○原発爆撃!
「あらゆる重大なことは凡て『にも拘はらず』起る」
と言ったのは中島敦(「ミクロネシヤ巡島記抄」)だ
った。「ものが 亡びる時は、こんなものなのかと思
った」のだそうだ。
原発爆撃はもう核戦争と同じではないか。第3次大戦が
起きつつあると感じてもおかしくない。端緒はすぎた。
プーチン発狂説はまちがっている。人類共通の特質は
どのみち「キチガイ」なのだから。
世界はもう1週間先も見通せない。笑っちゃうほど愚劣
だ。「実体をもたない空しい不定形の〈虚無〉」。さあ
、テロルの出番だ。もしくは核爆発。
にも拘はらず、世界は在りつづける。中島の口調で言え
ば「なくてもいいのに・・・」。
『言語の七番目の機能』
posted by Yo Hemmi at 14:58| メモ
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2022年03月03日
「世界幻想」の崩壊
○ウクライナは「外部」の「内部化」である
あるいは、ありえないはずだった世界戦争の可視化だ。
その端緒である。死への欲動はプーチンだけのものか。
「生とは生に反する生なのである」( Lévinas)。
バイデン政権の言う「民主主義国家対専制主義国家」と
いう世界観≠ヘずいぶんあやしい。これも別種の世界
大戦の、つかいふるされたロジックではないか。
スナ、動物病院。同居犬の靱帯。注射と赤外線治療。そ
こからウクライナ蹂躙を考えている。無力。
「幻影の表象に囲まれて周囲はすべて闇になっている。
こちらに突然血まみれの頭が現われたかと思うと、あちら
に白い亡霊が現われ・・・」
鏡を買う。
posted by Yo Hemmi at 12:05| メモ
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