2022年06月08日

ネチャーエフ


古書$ョ理

ネチャーエフ.jpg

蜘蛛がカーテンをのぼっていく。刹那、殺意がはしるが
殺さない。大きくなったな、相棒。古書を整理していたら
『ネチャーエフーーニヒリズムからテロリズムへ』
がポコッとでてきたぜよ。ルネ・カナック著、佐々木孝次
=訳。どってことない。

石井恭二さんがやっていたころの現代思潮社刊。1964年初版、
73年3刷。ふっ!『ネチャーエフ』初版のころ、わたしは
現代思潮社でバイトをしていた。編集とかご立派な仕事で
はなく、返本のカバー替えとか、汚れた小口に紙やすりをか
けたりの単純労働だけれど。よく紙で手のひらを切った。
メンタム塗って、ラーメンばかり食っていた。

あのころの現代思潮社は『マルドロールの歌』やら『悪徳
の栄え』やら『コミンテルン・ドキュメント』全3巻やら
『トロツキー選集』やらをだしていて、学生らのあこがれの
まとだった。

「フランス装函入」なんてのがあって『テロリスト群像』も
そうだったな。本は売れようが売れまいが宝物だった。

「おお、ありとある治世の、ありとあらゆる国家の
殺戮者よ、そして馬鹿者よ・・・」

てなコピー(マルキ・ド・サド)もあって、パワハラセクハ
ラマタハラMETOO×××サバイバーラノベなどといふクソガ
イネンはなかった。暴力は書籍的に思考されていた。


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posted by Yo Hemmi at 17:21| メモ | 更新情報をチェックする

La Jetée


『ラ・ジュテ』をみたかと訊かれる

帰路.jpg

「へっ!」とあたしは答える。いや、「へん!」だったか。
ボジョレヌーボーの会。「へっ!」。車椅子の少女はけふ犬
を連れていないようにみえた。追い越すときみえた。膝に抱
いていたのだ。

posted by Yo Hemmi at 00:33| メモ | 更新情報をチェックする

2022年06月06日

宅間守のこと


無題

電話機.jpg

彼のことをおもふ。もう20年以上が経っていたのだ。
死刑確定から1年足らずの2004年、執行。詫間の内面は
充分深く投射されたか。あれはある種のテロではなかっ
たのか。

ルネ・カナックの『ネチャーエフ』のオビには
「肉体には暴力を、精神には幻影を」
とあって、格好いい。

新しいスリッパを買った。青いの。スナにきらわれる。
責任はこちらにある。詫びたが、それですむ話でもなか
ろう。

長生きは怠惰な罪だね。



posted by Yo Hemmi at 17:19| メモ | 更新情報をチェックする